箱根で濃いクルマを見よう― AE92レビンを添えて(番外編)~後日談と昔話
それは、いつかの話。
というわけで箱根での濃ゆい時間を満喫しましたが
箱根ってクルマ好きにはちょっと特別な場所、な気がします。
ここからは、ある若者()がいつか見たかもしれない、そんな話を。
※当サイト、および当記事には危険な運転を推奨する意図は一切ありません。
当サイトの写真は、「雰囲気を再現するもの」という点にご留意いただき、
皆様には安全な運転を、よろしくお願いいたします。
観光地、温泉。
箱根。都心からも程よい距離で、ロケーションも良く、多くの観光客、温泉客が訪れる場所です。

電車でのアクセスも良好。域内には、芦ノ湖を巡る観光船やロープウェイ、登山電車やバスもある。
富士山を間近に見ることのできる景色の素晴らしさ。秋には紅葉が山を染める。
温泉地としても有名で、大涌谷の様なロケーションもある。
首都圏の奥座敷と呼ばれるにふさわしい場所であります。
そして箱根といえば、天下の険とうたわれる交通の要衝。
かつて、自動車開発の途上期は、「箱根を超えることが出来れば合格」といったことが言われていたらしいです。
急な登り勾配、下り坂の過酷さ、山道特有のつづら折りの道。
クルマだけでなく、ドライバーの技量も試される、そんな場所だと思います。


新車を紹介する著名なテレビ番組で、「いつもの山坂道」として登場した場所もここでした。
クルマ好きにとっては、自らが駆るクルマとの対話を楽しむ場所でもあると感じています。
それは、無理な走行をするわけではなく、そのクルマとの呼吸を測る場所。
そして、自らの運転スキルを、あらためて見つめる場所なのかもしれません。
上手くなりたかった
ここからは少し昔の話を。
免許を取ったあの頃。とにかく運転が上手くなりたかった。

クルマを意のままに操るーそれには、やはり経験が必要と考えた。なので、あの頃は食費を削ってガソリン代に充ててたな。上手くなりたい。もっと、意のままに。
昼間は喧騒に包まれる観光地。
夜の帳が下り、静寂が訪れたあの場所を目指してみる。
荒っぽいことがやりたかったんじゃない。ただ、上手くなりたかった。
他人より不器用なことはわかってる。だから、いっぱい走りたかったんだ。

あの頃、あの場所
夜もすっかり更けた頃。


あの頃。その後につながる大きなムーブメントが起こる、まだ少しだけ前の、あの場所。
終電の終わった人影も消えたこの場所。数台のクルマがハザードを焚いて待機をしている。
隊列を組むように並んだクルマ。
年式は少し古め、外観はノーマル。使い込まれた、ただ少しだけ車高が低く見えるクルマ。
ただならぬ雰囲気を感じた。
そのクルマがこれから何をするのか、自分には知る由もない。
自分はただ、意のままに走れる場所を求めて山を登ってゆく。
昼間は賑わうであろうこの場所も、この時間となると閑散としている。
適度にアップダウンがあり、右に左にとコーナーがある。交通量もほとんどない、そんな道があった。

クルマとの対話
道幅は広くない。ただ、きちんとセンターラインのある道。


対向車がいなくても、自車線内を奇麗にトレースできるように心がける。
コーナーをスムースな曲線で抜けられるように、無理のないスピードにならないように。
イメージはひらりひらりと身をかわすように、なのだがなかなかうまくいかない。
考え、イメージし、また走る。
いわゆる攻めた走りではない。それどころか、傍から見たらギクシャクとしたぎこちない走り方だったと思う。
それでも、少しずつではあるが、クルマが自分に馴染んでくるような感触があった。
最初はぎこちなかった操作が、少しずつ自然になっていく。
まるでクルマと会話しているような、そんな感覚だった。

今からもうだいぶ昔。この場所で実際に過ごした時間。それを思い出すように、あらためて時を重ねてみた。

次回はテーマが変わります
今回、昔話にお付き合いいただいちゃいました。
次回はテーマが変わります。お楽しみに!
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