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箱根で濃いクルマを見よう― AE92レビンを添えて(2)~様子のおかしいAE92 FX

箱根で濃いクルマを見よう― AE92レビンを添えて(2)~様子のおかしいAE92 FX
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刺激の強すぎる()春をご一緒に

「箱根にいらっしゃい」

そんな声に誘われてまたまた訪れた、箱根の某所。

前回もかなり衝撃を受けましたが、今回もまた普通ではないクルマ達との時間を過ごすことになりました。

車種も濃い。

個体も濃い。

そして何より、集まっている人達の知識が濃い。

ゆっくりと、それでいて刺激にあふれる時間。

ここからは、様子のおかしいクルマの紹介になります。

前回の記事

なんですかこのクルマ

会場に着いて皆さんとお話をしていると、一台のクルマが入ってきました。

確かに4A-Gの音がしますが、外観がとても異様。しかし、何処かで見たような外観…

なんですかコレ

普段はAE92レビンのGT-APEXに乗られてるオーナーさん。何故このクルマで登場したのか…

しばし固まった後。思わず聞いてしまいました。「なんなんですか、コレ」

「なんなんでしょうねぇ」という返事に、思考はずっと停止状態です。

AE92 カローラFXとは

このサイトを訪問される変なヒト通な方なら説明は不要かもしれませんが、一応。

(Wikipediaのリンク)

カローラFX(AE92)ですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9FX

AE80時代に設定されたFFの2ボックスボディを持つクルマ。AE90世代は「2代目」となります。

元はコレですよ

写真はWikipediaより。(引用元ーToyotacoronaexsaloon – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=51486388による)

AE92(ノーマル写真はAE91ですがボディ形状はほぼ同じ、後期型)FXは見慣れた存在。

スマートな「ふたりのファーストクラス」のハズなんですが…

写真はWikipediaより。(引用元ーToyotacoronaexsaloon – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=51486389による)

Wikipediaに掲載されているカローラFXの写真は、同じ後期で3ドアボディですので、もとになったボディはほぼこの形状で間違いないんです。

しっかり見ていただきましたか?

リアスタイルも元はコレ

どうしてこうなった

それでは、ちょっとばかり(かなり)様子のおかしいクルマを見てゆきます。

どことなくインプレッサにも見えちゃう

ボンネット、フロントフェンダー、リアフェンダー、バンパーに手が入っていてまさに正体不明、というか意味不(以下自主規制)。この手のクルマであれば車高を下げることが多そうですが、リフトアップ。コレがまた今のトレンド(車高アゲ)にちょっと重なって見え、謎感を増しています。

コレホントにカローラFX?という方もいらっしゃると思いますが、フロントバンパー、灯火類の造形はまさにソレなんですよ。

リアから見れば納得…していいのかな、コレは

フロントに比べるとまだ面影のあるリアビュー。意外な事に、このクルマ、外装パーツは純正のままのモノが多いんですよね。純正位置にある灯火類や、バンパーなど(切り刻まれてはいますが)。

うーむ…

サイドビューも確かにAE92カローラFX。しかし、大幅に拡大された前後フェンダーの存在感はやはり異常凄いモノがあります。

このクルマの正体不明感、色々なクルマを思い出すトリガーがあちこちに仕組まれているからかもしれないです。細部を見てゆきましょう。

細部を見てもやっぱり不思議

特徴のある部分を見てゆきましょう。

フロントフェンダーの張り出し

個人的には、ちょっとフォレスターの匂いも感じ取ったフェンダー。タイヤハウスから手を入れてみると、中に純正にフェンダーがありました。そしてこのフェンダー、鉄でつくられているようなんです。

現在ナンバー付きで3ナンバー。法規に準拠するためにウインカーが増設されていますが、コレは純正にはない装備。何用なんでしょうか??そしてこの写真で違和感に気付いた方は、鋭い。

なんと5穴化

そうなんですよこのクルマ、ハブが5穴化されているんです。こういう細かいところが正体不明感を増している部分でもありますよね。

そして、極厚のスペーサーを介してホイールが取り付けられています。

意味不明なだけでなく、ホントに圧巻なんですよこのクルマは。

リアの張り出しもなかなかエグい

流麗なのか、はたまた力技なのか。フロントに見合う形で当然リアフェンダーも拡大されています。そしてこちらも、ホイールハウスの内側には純正のボディがいます。

フロントもリアも、どうも鉄の叩き出しで形成されているようです。

ココからわかるのは、恐らく最初に手を掛けた人は、軽量化よりも強度を優先したのだと思います。

室内の至る所に見える極太のロールケージはAピラーに溶接されています。

このクルマの想定するものが伺えます。

張り出し量がエグい(2回目)
ボンネットも謎

ボンネットも純正ベースに造形が変えられており、激しめの隆起とエア抜きスリットが。

しかし、この場で話題になったのは「何でかさ上げした?コレ」ということ。

例えばエンジンルーム内に障害になるモノ(上置きインタークーラー等)があれば趣旨は分かるのですが…

そして鉄製。めちゃくちゃ重い。

エンジンは「AE92後期」

エンジンルームは、外観に比べてストックに近い印象を受けます。

恐らく最近施工された様子のダイレクトイグニッション化と、剥き出しのインタークーラーが変更点。それ以外はAE92界隈としては割と見慣れた感じを受けます。ていうか、元色黒なんですね…

本当に何でしょうかコレは

このクルマ、恐らくは、ラリーに使用することを前提にどこかの段階でボディに手を入れた。

手の入り方に、とてつもないコダワリを感じるクルマです。フェンダーのラインなどは恐らく叩いて作っていると思いますし、FRP形成のパーツも見当たらない。純正加工が殆どのモノです。

恐らく平成2年頃、このクルマも新車で世に出た時期がある。

どこかのディーラーでちょっとスポーティーなクルマを欲しがった人が契約して納車された。

それにしても異様
経てきた時間が、歴史がある。

新車の黒いFXはちょっと誇らし気に街を走る。

そして、オーナーが変わる過程でどこかのタイミングで手が入る。

そのクルマをオーナーがまた変わり、引き継いでゆく。

新車から35年以上の時を経て、このクルマはいまだ走り続けてゆく。

そんなことを考えました。

もしかしたら、最初のオーナーさんは既に切り刻む気で購入しているかもしれないですが…(笑)

これからも進化してゆく事でしょう

様子のおかしいクルマを通して、そのクルマが歩んできたであろう時間を想像して、ちょっと不思議な感覚を味わえました。ありがとうございました!

次回につづきます

今回、なんだか様子のおかしいクルマ(誉め言葉)を紹介しました。

今回ここで、なかなかマニアック度の高い話を聞くことができました。次回はある型式に絞った形で深堀してゆきます。次回も濃ゆいですよ!

お楽しみに!

この話を最初から

この話と関係のある話

前回(2025年12月)のお話
特にAE92が濃ゆい話
年に一度開催される、4A-Gのお祭り
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