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180SX 車検とテンションロッド交換(2)

180SX 車検とテンションロッド交換(2)
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2024年1月1日に発生した、能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

また、懸命の救命救助、支援活動にあたられている皆様に、感謝と敬意を申し上げます。

※この記事は「2023年11月」の情報です。価格などは変わる可能性が大きいので、ご留意ください。また今後、部品が欠品や製造廃止になることも大いにあり得ます(ここ太字なのは切実)ので、ご注意いただければと思います。

直りました!

車検で交換必須の部品…効果ってあるのかな?

昨年12月に、180SXの車検を受けてきました。

車検受験前に、いくつか指摘されたことがあり、そこを補修しての受験になります。

今回最も大きかった部品(といっても他はあまりなかった)が、フロントサスのテンションロッドのブッシュからのグリス漏れです。

前回の写真を再掲しますと、

左側は内部から封入グリスが漏ってる
右はまだ漏ってないけど、時間の問題

そして交換部品として選んだのは、nismo製のテンションロッドです。

画像は通販サイトより

理由は大きく二つで、

〇純正品とほとんど価格が変わらない

〇ガチガチではないが強化されておりハンドリングの向上が期待できる

ココまでが前回のおさらいです。

交換した部品を見てみる

今回も、お世話になっているディーラーさんに依頼したのですが、交換自体はそこまで難しくないとのことで、預けた翌日には帰ってきました。

自分で交換する場合は、テンションロッドに荷重をかけない状態でのジャッキアップと、1G状態での締付が出来る事が条件になるものの、ハードルは決して高くないと思いますが、わたしの家の道具では、クルマを持ち上げるには弱いので、今回は交換もお願いしました。

こういうチラ見せは
格好イイです
ゴトン(重たい音)

単にテンションロッドを「それっぽく」見せたければ、銀色に塗ってしまうというのも(笑)

なお、もっと廉価にあげようとすれば、グリース漏れの部分をコーキングなどで固めてしまえば車検は通ってしまうようです。(推奨はしません)

また、ブッシュ部分だけの交換もできるので、この部品を持って帰ってきて打ち換えに備える事も出来ますが、今回は処分を依頼しました。

新車から25年間、無交換です。良く持ったというべきでしょう。

グリース漏れだけではなく、ブッシュ自体の硬度も損なわれていると思います。

ディーラーさんのお店の中で、じっくり見るのは避けました(袋から出すとそこら中が汚れるので)が、目視する限り、ブッシュはヒビヒビでした。

この部品は前輪の位置決めに重要な役割を果たし、特に直進状態でタイヤにかかる後方に下がる力に対して働くと聞いています。

直進安定性、ハンドリングどちらにも変化が出そうなパーツです。

さて、交換前の現状では、ステアリングが取られるとかの顕著な症状はないように感じましたが、、、

どう改善されたのでしょうか。

それについては次の段落でお話しすることにしましょう。

ブッシュからグリスが出ていて、店内では袋から出せない

効果を試す

車検から戻ってきた180SXを、次の休みに持ち出して効果を確認してきました。

(車検前に300キロ、車検中は代車セレナで200キロ、車検後にまた300キロ。よく走るな…とわたし自身、呆れてしまいます)

夜の高速道路は写真が映えます

効果が判りやすい、高速道路を走ってみました。もちろん、部品もドライバーもこの状態に馴染んでいないので、慎重に走行したのは言うまでもありませんが…

適度にアップダウンも、カーブも備わっている道で、路盤も良い所、ちょっと傷んでるところと色々走ってみることができました。

実は、市街地や一般道でもすでに効果は体感できていました。最初に感じたのは、「直進安定性が良くなったな」というところです。

180SXというクルマ、決して直進安定性が悪いクルマとは思わないのですが、明確にステアリングセンター(直進)が判りやすくなりました。また、ステアリングの切り初めにも節度があるというか、しゃきっとした手応えを感じます。

高速道路を走行しているときも同じで、照準の精度が上がったといえばいいでしょうか。

例えば、今までは「この辺を走りたい」という感覚で運転していたものが、「ココをトレースしたい」というくらいの変化が感じられました。

今までが悪かったわけではないですが、コレはとても気持ちイイです。

どんどん走る
元が悪い訳じゃナイけれど

コーナリングも同様で、今まではステアリングを切ってゆくイメージが、奇麗な円(弧)ではなくどこかぎこちない印象を持っていましたが、その気になる部分が解消されていました。

繰り返しますが、今までが悪かったわけではないのですが、「よりよくなった」と明確に言える変化です。コレは嬉しいです。

わたしの180SXはNAなので、もともと「有り余るパワーを開放する」ようなクルマではありませんが、このクルマのハンドリングがいい意味で「繊細」さを得たことはとても嬉しいです。

繊細故に疲れやすいという事もなく、むしろ安定性が増している部分は「疲れない」方向に寄与しているようです。

コレは交換してよかったと思います。

ご機嫌なハンドリング

気になるのは

今回は、車検に通すために行った「整備」の面が大きかったのですが、「調律」という意味でも非常に効果の大きい、有効なパーツだったと思います。コレはイイです。

そうすると、気になるのは、コレは「劣化していた部品を交換したから良くなった」のか、「ブッシュの硬度が上がったパーツを使用したから良くなった」のか、どっちなのかな、というところです。

やっぱりクルマは楽しいと思います

この辺の判断は難しく、新車の様な「使えるパーツを交換」する方法ではないので、今この文章を書いている状態でも、正直判らないなと思っています。

また、例えばピロボール製のパーツなど、より硬い方に変えればもっとはっきりするのかもしれません。

ただ、効果があったことは間違いないし、その効果は想像以上だったというのは嬉しいです。

一つ一つの効果を実感しながら

クルマは、手を入れたところの変化が判りやすく、それが自分にとっていい方向だと嬉しくなります。これからも、まどろっこしい方法にはなりますが、一つ一つのパーツを補修や交換、アップグレードする時には、その効果(変化)を味わうようにしてゆきたいなと思います。

趣味なんだから、自分のペースでイイんですよ。きっと…

次回は話題が変わります。お楽しみに!

この話題を最初から

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