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スーパーセブンの記憶(1)

スーパーセブンの記憶(1)
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この記事は、過去にわたしがクルマを借りたときの話です。わずかな写真で振り返るので、写真が少なめなことを先にお詫びします(今だったら写真たくさん撮るんですけどね。。。)。

現在、残念ながらこのクルマのレンタルは終了しております。また、昨今の外出自粛中の話でないことを添えておきます。

昔から、存在は知っていた。

普通に考えたら、縁があるわけもなく。

スーパーセブン。以前から知ってはいたが、おそらく自分には縁がないものだと思っていた。それこそたまに、パーキングエリアやイベントなどで見かけて「凄いな」と思う程度だった。

しかし、ある機会に、スーパーセブンを借りられることを知った。

「え?借りられるの?」

時間設定も短めで、料金も驚くほどは高くない。「一度乗ってみたい…」後先考えず、予約をした。予約を入れてからの半月ほどは、楽しみで仕方なかった。

予約してはみたものの。

乗車日が近づくにつれ、天気が気になった。乗車当日、雨だったらどうしよう?雨の場合は、簡易ホロしかなく、室内に容赦なく水が入るとの記述。悪天候なら貸出中止。「お願いだから晴れてくれ」

願いが叶い天気は晴れ。5月の連休初日、繁華街の地下駐車場を目指す。なおこの時、自分が「このクルマ」を御せるかを考える余裕など、なかった。

アルミのバスタブ?クルマなの?

手続きを済ませて、説明を受けて乗車。ドアなどないのでぎこちなくシルをまたぐ。サマになってないだろうな。

シートは固定されていてリクライニングはもちろん、スライドもしない。身体を合わせるしかない。少なくとも、クルマに乗っているという感覚ではなく、細長いアルミのバスタブに浸かっているような気分になる。

ハンドルは、小さく重い。至る所がアルミ剝き出しだ。

キイをひねる。と同時に

ものすごいエンジン音が地下駐車場に響く。嫌な予感が加速度的に襲ってくる。(これ…こんなの、乗れるのか?)口には出さないにせよ、とんでもないことをしたのかな、という思いが頭をよぎる。

…ともあれ、あまり煩く発信させるのも気が引けるので、アクセル開度は少なめに、クラッチ操作は慎重に。ガタタタ…ストン。

もしかして…試されてるのか?

なんて思ったり。気持ちが少し吹っ切れた。今度はアクセルを自分の感覚より多めに、クラッチは滑らせないように少し早めにつなぐようにした。

「BoW!WoW!」昔どこかで見たマンガの効果音のような、爽快な音を立ててスーパーセブンは走り出した。地下の駐車場を抜けて、5月の眩しい日差しの下に出る。風が気持ちいい。カプチーノで味わったオープンとは全く異なる感覚。

そういえば、時間的にまだ人は少ないとはいえ、ここは繁華街。周囲の容赦のない視線に身を置く。

つづく

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