180SX 車検とテンションロッド交換(1)
※この記事は「2023年11月」の情報です。価格などは変わる可能性が大きいので、ご留意ください。また今後、部品が欠品や製造廃止になることも大いにあり得ます(ここ太字なのは切実)ので、ご注意いただければと思います。
車検前に指摘されたこと。
車検NGの劣化は、直さないといけない
180SXの車検の時期になりました。12回目の車検です。
普段からちょこちょこ修理をしていた方が、車検時にまとまったお金が出てゆかないので、基本的には車検だからと言って大きな修理が重なる事は多くは無いのですが…
今回は、車検NG箇所があり、そこを直すことになりました。
ブッシュの亀裂や液漏れは車検NG
今回指摘されたのは、「テンションロッドのブッシュ」です。
テンションロッドとは、フロントのサスペンションの動きを規制する部品で、直進安定性などに影響します。
サスペンション形式によりこの部品が無かったりしますが、’90年頃の日産FRではよく見る部品で、かつよく劣化する部品でもあるようです。
このままの状態では、車検合格はムリ。交換することとします。
交換部品について
今回もディーラーさんで車検を通しますが、一つ提案がありました。
「nismo製のテンションロッドを使用しては」
ディーラーさんがこのような提案をするあたり、よくわかって頂いているというか…理由は下記のとおりです。
〇純正品とほとんど価格が変わらない
〇ガチガチではないが強化されておりハンドリングの向上が期待できる
部品カタログを持っていると、こういう時にどの部品を指しているかが判断できてとても便利です。
ちょっと前割と廉価に入手できましたが、最近はちょっと値段が高めだったりするようですが…
同様な情報を入手できるサイトがあるのでもちろんそちらでもよいのですが、印刷物は横断的に探せるのがいいところです。
新品の純正部品は片方9,000円強。対してnismo製は両方で2万円程度です。純正品が値上がりした為、価格がnismoに追いついてしまったのかな?
安く上げようとすれば、片方だけ純正で交換しても良いのですが…遅かれ早かれ同一の状態になる事は、容易に想像ができます。
という訳で、今回はnismoの部品を使用し、交換作業もディーラーさんにお願いしてしまいます。
他の劣化部品は?
今回も、驚くような不具合は無く、床下も錆などの進行も遅く安心したのですが、細かい部品をお願いして交換していただくことにしました。
このオイルパッキンが劣化して、カムカバーのキャップ周辺ににじんできていました。コレはずいぶん前からの事なんですが…
オイルフィラーキャップでここだけ出るのは珍しいのでしょうか…?他のメーカーでは、アッセンブリ交換だと思いますが、どうなのでしょう。
なお、オイルフィラーキャップは当然格好イイ社外品もたくさんありますが、ここは純正を尊重してこのパッキンだけ交換することとします。
それにしても…部品の正式名称って「パツキン」なんですね。どうでもいい情報ですが…
こういったところを少しづつコツコツ直してゆくのもまた、楽しいものです。お金もそんなにかからないですし。
なお、ここのねじピッチはスズキなどと同一なので、流用ができる!と一瞬思うのですが、取付面に段差があるので、他メーカーのもの(もしくは社外品)を流用しようとすると、密着しない場合が多分にあります。まあ、流用を考える人はそんなに多くはないと思うのですが…
どちらも隙間が空いて見えますが、純正はヘッドカバーにパッキンが接触してます。
スズキ用は面がフラットなので、スキマの部分は何もくっついていないことになるようです。
細かいところですが
あと、今回本当に細かいところになりますが、25年経過の「あの部品」も交換します。
ボンネットを支えるというか開閉の衝撃を受け止めて、併せてチリを調整する渦巻き状のゴムなのですが、コレが劣化でカチカチになってました。
よく見るとボンネットが傾いている(チリがあってない)状態なので、今回ココも交換します。
このパーツも金額的には優しい金額なので、一緒に交換をお願いしておきます。
さてこれで車検の段取りはOKです。
次回は車検時にお借りした代車の話をしようかと思っています。お楽しみに!
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