皆様のおかげで、2024.1 ブログ4年目に突入しました!

タイヤについてお勉強(4)

タイヤについてお勉強(4)
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さらにもう少し知りたい「タイヤの事」

企業の展示施設の紹介ですが、宣伝の意図はありません。皆様のご参考になれば幸いです。

タイヤについてお勉強(3)より続きます。

加硫する

少し前のページで、このような写真を載せたと思います。

今回は加硫の工程を見てゆきたいと思います。
組み合わせたタイヤを「生タイヤ」と呼ぶそうです。

まだ、溝などがついていない状態です。ここから…

ここから、こういう型を使用して熱と圧力を加えて加硫してゆきます。

あれ?このパタンは?

RE71だ!(大きさは違うけど)さっき見たタイヤですね。
こいつだ!

金型を見てゆきます。

パタン(トレッド部)。この点々がヒゲになる。よく見るとスリップサインもありますね。
タイヤの製造年週など、交換が必要なものは取り外せるようになっています。

これは、「19903週」製造の際の型のようです(2000年以前は3桁表示)。

205/55ZR15インチ。ここが外せるようになっている意図は…?
生タイヤのアップ。

こうしてタイヤが作られるという事がわかりました。

見てゆくと、タイヤの性能はパタンだけ、コンパウンドだけで決まるものではなく、タイヤの構成部分すべてがリンクしている。

目的によってタイヤの求められる性能は異なるので、設計段階で、どこの部分をどういう特性にするかを織り込んでゆかねばならないのだという事を感じました。

タイヤに求められる性能

ブリヂストンが、タイヤに求められる性能として挙げていたのは下記7つです。

直進安定性
ドライ性能
ライフ
乗り心地
静粛性
低燃費性能
ウエット性能

要素として、相反するものとしないものがあると思います。

英語表記を見ると、ドライ性能・ウエット性能は「ハンドリングパフォーマンス」となっているのが面白いと思いました。

「グリップ性能」と直接書かないのは、絶対的なグリップだけでなく、フィーリングや過渡特性も含めたものとして考えているからでしょうか。

タイヤとビジネス

このコーナーには、下記のような紹介もありました。

タイヤを作って売る、だけではないビジネスモデル。

「タイヤを作って売る」ことがビジネスの中心として、そのうえで特にビジネスユースのタイヤについては、顧客の状況を把握し、適切な助言と供給を行って付加価値を高めるといった取り組みを行ってゆく、という事でした。

物流のトラックや、飛行機のタイヤなど、在庫過多でも在庫不足でも負担となってしまうもののデータ化、供給タイミングの助言、素早い供給などを行ってゆくそうです。

これは、ビジネスモデルとして興味のある内容でした。

長くなりますが、次回に続きます

このシリーズを最初から

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