カプチーノ ブレーキローター交換(2)
※安全に関する注意・お願いです※
本ブログは下記の作業を自分で行うことを、無条件で推奨するものではありません。
今回の作業は、ジャッキアップ・ブレーキ系統の分解・交換があり、作業・作業後ともに安全に直接かかわる整備になります。
わたしは整備士の資格を保有しておらず、作業も自分で調べた範囲で行っています。
皆様の安全のためにも、作業に不安がある場合(設備的・人的)、自らでの作業を行うべきでない、と考えています。これは、自分で作業を行う際も心掛けていることです。
また自ら作業を行う場合、結果については自己責任になってしまいます。当ブログを見ての作業による不具合やトラブル、事故などの責任を当方で負うことはできません。
免責事項の告知のみならず、訪問していただいている皆様に不幸な出来事が起きないことを願っての注意喚起になります。
非常に説教じみていて恐縮なのですが、ブログを見ている皆様が安全に趣味を楽しんで頂ける為に、どうぞよろしくお願いいたします。
上記、ご承知いただければと思います。以下、読み進めていただく場合はご了解いただけたものとします。
ご了解いただけない方は→こちら(トップページに戻ります)
実作業を行います
カプチーノ ブレーキローター交換(1)からの続きです
まずは観察・ローターを外す
まずはホイールを外して、ブレーキにアクセスします。
フロントブレーキは、キャリパー(げんこつ状の部分)とブラケット(キャリパーを固定する部分)に分かれます。
というわけでこの部分を分解します。カプチーノは、ブラケット・キャリパーとも上下2本で固定されていました。どちらのボルトも、緩めるにはそこそこのトルクが必要です。
次はローターを外します。固定ねじは奥(ハブ)に共締めされているので、このねじは外す必要があります。インパクトドライバーを使用すると作業性がいいです。
ローターは、ハブに密着(固着)しているので簡単には外れないことが多いです。旧ローターに開いている、ねじ穴に適合するボルトで浮き上がりますが、わたしのクルマの場合は相当締め込まないと浮いてきませんでした。
装着
ここまで来たら、清掃して新品部品を取り付けてゆきます。
ローターをハブに固定(圧着)するのは、写真の通りホイールナットを奥まで均等に締め込んでゆきます。斜めにならないように、四本とも均等に締めてゆきます。
写真では、マイナスドライバーを回り止めにしていますが、工具の正しい使い方ではないのでこれは参考にしないでくださいね。
ここから先は、手が相当汚れたこともあり写真を多く撮れませんでしたが、ブレーキパッドをブラケットに取り付けてブラケットを固定。
その上でキャリパーを戻しますが、ローターとパッドが新しくなった分、キャリパーのピストンが出た状態になっています。それをこの工具で戻しておきます。
左の写真にキャリパーが写っていますが、中心の丸く見えるものがブレーキのピストンです。写真で出っ張っているのが確認できると思いますが、これを(パッドが新品になると)出っ張らない程度に戻してあげる必要があります。
その時に、上記の工具を使って戻してあげます。
カプチーノは片持ちタイプといわれるもので、フロントはキャリパー一つにピストン一つです。フロントは押し込んで戻ります。(なお、リアは構造が異なります)
また、ピストンを戻すとブレーキ液がその分リザーバータンクに戻ります。
ピストンを戻すときは、ブレーキリザーバータンクを見ながら、液量を確認して、あふれさせないように気を付けてくださいね。
キャリパーを戻し、各部の締め付けや取り付け具合、干渉がないかなどを確認して、タイヤを戻して終了です。
摩耗具合の確認
外した部品の様子です。まずはローター
新品のローターは、純正・今回のものとも約17ミリ。摩耗限界が15ミリとされています。
今回外したものは16.1ミリ残っていました。意外にも、まだ使用限界に近くはなかったということです。ですが、特に裏側の耳(フチ)の様子などを見ていると交換してよかったかなとは思います。
次にパッド
前回の記録を確認すると、長期在庫で安く購入できたスポーツパッドを入れていたようです。
新品が約10ミリ。残量は4~5ミリ…予備として、保管してもいいかな?程度の残量でした。
交換後の感触
交換後、少し乗ってみましたが、制動力は少し上がった(初期制動が少し強めになった)、踏みごたえはしっかりしている感じでした。
今回、満足な結果でした。慣らしを十分に行って、安全に気を付けながら、引き続き楽しんでゆきたいと思います。
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