製廃パーツの復刻
当記事は、「このパーツの供給があれば復活できるのに」といった、クルマの部品手配に役立つことを願い、作成しました。
宣伝・広告の意図ではありませんが、このようなサービスがあることを知っていただけましたら、幸いです。
部品の復刻とは
「ノスタルジック2デイズ」にて
以前ブログでも紹介した通り、2023年2月18日、わたしは「ノスタルジック2デイズ」を訪ねました。
会場では、定番の旧車から、ついこの間までよく見かけたはずが、最近はあまり見なくなってしまったクルマまで、様々なクルマが展示されていました。
併せて、ちょっと古いクルマを維持してゆくために、メーカー、ディーラー、ショップが取り組んでいる様子を知ることができました。
トヨタモビリティ神奈川ブースにて
トヨタモビリティ神奈川ブースで、神奈川トヨタ様が、クラウンやセラを眺めていて、ディーラーでもレストアやリペアを扱っていることを知り、これはよい取り組みだなと感じていました。
この時の様子は当ブログのこの記事になります。
「復刻.jp」様とのご縁
わたしが写真のセラに見とれているときに、チラシを頂き、お話しさせていただいたのが「復刻.jp」様でした。
会場では、チラシの内容と一点もののパーツ復刻ができるということを確認させていただきました。
その後の情報交換
復刻.jp様(運営会社 株式会社TOKYO HOKUTO様・本文中では復刻.jp様とします)代表の植田様は、2021年よりこのサービスに取り組んでおり、「お客様の困りごとを解決する」という大義をお持ちでした。
わたしはその取り組みに非常に興味が湧き、なによりもこの取り組みで助かる人、クルマが増えるといいなと思い、情報交換をさせていただくようになりました。
その後、神奈川トヨタ様の取り組みがYAHOO!ニュースに掲載されたこと、さらに現在進行形での取り組みなどの紹介をいただきました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7668cf13c86a5820475d0df945b16a9f51806a6f
復刻.jpでできること
復刻.jp様では、現物の部品を3Dスキャナで読み取り、欠損部分はデータ上で補完し、左右対称パーツは反転させるなどの手法で図面化(データ化)することを起点としています。
図面化(データ化)した部品の再現方法は、樹脂であれば3Dプリンタ、金属であれば切削加工などで再現し、ゴム部品についても対応すべく、取り組みを進めているとのことでした。
(わたしが加工の分野に明るくないので大まかな説明で申し訳ありません)
現在、ノスタルジック2デイズで展示していたとおり、神奈川トヨタ様との間で連携してレストアパーツの復刻や製造・取付ビジネスなどを進めています。(2023年4月現在)
具体的な取り組み(取扱分野)としては
(1)発売から20年以上経過した自動車のパーツ
(2)駆動系・制動系・制御系を除いた自動車のパーツ
を扱います。
理由は(1)はメーカーに対する工業知的財産権により、(2)は保安基準や品質管理の観点から、ということです。
個人からの依頼も可能
部品の復刻については、現在、復刻.jp様(株式会社TOKYO HOKUTO様)経由での相談・依頼が可能です。
また、この取り組みはいろいろな方と進めてゆきたいとのことですので、個人はもちろん、整備工場様やショップ様・ディーラー様など、直接の相談や依頼も可能とのことです。
お問い合わせは最下部リンクからも入れるようになっています。
ネット時代・技術の進化に感謝
わたしが車の免許を取得したころ、情報の多くは書籍や雑誌から得ていました。
その頃は、流用情報や車種の弱点など、またこのような取り組みをしている会社様を共有する方法がありませんでした。
わたしもツイッターをやっていますが、ツイッターで関わりを持っていただいている皆さんからの情報や、日々受け取ることができる情報は非常に有益と思っています。
技術面でも、その頃には考えもしなかった3Dスキャンや、3Dプリンタ、加工技術などででワンオフ生産のハードルは下がっています。
なにかと旧車に厳しいような風潮もありますが、ネットでの情報交換や、技術の進化は、旧車にも優しいものではないかな、と思っています。
復刻.jp様との情報交換で共有できたことは、当ブログやツイッターでも発信してゆきます。
この情報が、クルマを大切にしたいと思っている方々に届くことを願っています。
復刻.jp様のサイトはコチラ
当ブログでも、引き続き情報を発信してゆきます!
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