カプチーノにSHIBATIRE(シバタイヤ)(3)
再び~高速と山坂道
注意!インプレッションはわたし(管理者)の主観になるので、ほかの方の感じ方と違いがある可能性もあります。またこれはわたしの車両条件ですので、インプレッションの内容がほかの方にも当てはまるとは限りません。。。以上、よろしくお願いいたします。
当インプレッションは公道での危険走行は意図していません。安全に配慮して走行しています。皆さんも、安全運転を心がけて頂ければ幸いです。
また、シバタイヤ購入は案件ではありません。自費購入です。
*今回のタイヤ選びのポイント
〇属性はスポーツ寄りのもので、運転していて楽しくなるタイヤならなお良し
〇クローズでの使用(サーキット/ジムカーナなど)は想定していない
〇年間走行距離が7,000キロ未満なので、摩耗劣化より経年劣化のほうが先に来る可能性が高い。ので、耐摩耗ライフはそこまで重視しない
〇見た目が格好良く、周囲が「このチョイスはよさそう」と思えるようなタイヤ
〇価格はすごく大事!
いろいろ走ってみました!
慣らし(時速100キロで距離100キロ以内を目安)もばっちり終わり、このタイヤを楽しむ準備は完了しています。
前回、レビンに装着した際もとてもいいタイヤだったとの思いがあるので※1、今回も期待を込めつついろいろ走って、感想をまとめてゆきたいと思います※2。
※1 レビンに履かせたタイヤはTW300のため、まったく同じタイヤではありません。シバタイヤさんのHPには「とにかく安いタイヤ」という表現になっていますが、わたしはとてもいいタイヤと思っています。
まず、一般国道(時速60キロ程度の流れを想定)での感触を書いてみます。 ★直進安定性が良く、ハンドルの遊びは減った印象 ★据え切りは多少重くなったが、通常時のステアリングはあまり重く感じない(転がしてしまえば)※3 ★クルマのコントロール精度が上がった印象。楽に行きたいラインを維持できる。 ★屋根の軋みはあまり変わらない。乗り心地の悪化は特別感じることはない。※4 ★中速域(時速60キロあたり)で、若干上下に緩やかな振動がある(空気圧過多の影響?現状は240kPaです)※5 ※3 わたしのカプチーノにはパワステがついていません。 ※4 わたしのカプチーノは常にルーフがギシギシと軋みます。仕様と剛性低下の要因がありますがこのタイヤにしたからと言って酷くなる事はなく、むしろ音は減った印象です。 ※5 直進走行時に若干緩やかな上下動を感じます。タイヤの真円が出ていない感じではなく、突き上げが強くなる感じでもないのです。空気圧を高めた時の挙動と似ているので、タイヤ固有の問題ではなさそうです。 次に、山坂道のレポートになります。 あくまで無理をせず、通常の走行で試せる範囲になります。 ★今までであればこの速度でここまで切りたくない(=行きたいラインを妥協する)と感じるような場面でも、無理なく狙った通りするすると曲がる※6 ★かと言ってグリップが強烈で気になる印象まではない ★ブレーキを掛けながら操舵するような場面でもタイヤに腰があり手ごたえが抜けない ★路面が悪くギャップで跳ねてもグリップが急に抜ける感触はない※7 ★今回の環境下では、ウエット環境でも急にグリップが下がるような印象は少ない 特に感じたのが、タイヤの剛性が高いことで、例えばステアリングを切ったままブレーキを入れる場面では、まずタイヤのグリップがしっかりあり、フロントのタイヤがそこそこ頑張っていてもそこからタイヤのヨレる感じがしないので、結果として狙ったラインを外すようなことはない印象です。 個人的な印象ですが、「山坂道を無理のない速度で気持ちよく走る」前提であれば、このタイヤの欠点が出ることはなさそうだな、と思いました。仮に「ステアリングを切りながらブレーキを入れる」(入ってから「あ、ちょっと急だな」とか)ような場面があったとしても、タイヤの腰砕けで驚くことはないのかなと思います。 ※6 以前は、「クルマにここまでさせたくないので妥協したライン」になっていたものが、このタイヤにしてからは「クルマの方がこのラインを受け入れてくれる」感じ…わかりにくい表現で恐縮です。 ※7 カプチーノはホイールベースが短く、段差で跳ねるとひょこひょこした動きが出やすいです。そのような時でも、グリップ感が抜ける感じはしませんでした。 別の日に、高速道路を走ってみました。 いろいろなシチュエーションを試してみたかったので、半日で350キロほど走ってしまったのは内緒です。 ★直進安定性が良く、同じ速度であればステアリングを握る手の力を緩めにしても安心できる ★同じ速度での車線(ライン)キープが以前より容易 ★高速時の乗り心地は以前のタイヤより良化した印象※8 ★高速時のロードノイズも増加はしていない印象※8 ★時速120キロ巡行からそのままPAに入った際は、タイヤの表面を触ると柔らかく感じた※9 ★通常の加速においても、気を付けていれば加速時に縦方向のグリップを感じられる ★シバタイヤ公式でいわれているTW380の「時速110キロを超えたあたりからの振動」はこのクルマでは感じない(時速60キロの時に感じた緩やかな上下動もない) 高速道路を走行していて一番に感じたのは「直進安定性の良さ」です。 わたしのカプチーノは短いホイールベース、へたった足回り(ボディのへたりもある)などのせいもあり、高速道路の制限速度巡行でも「強めにステアリングを握りたくなる」感じでした。運転が好きだからか、あまり直接は感じなかったようですが、運転時に緊張を強いられていたのだと思います。 このタイヤでは、ステアリングを握る手を少し緩められる、「余裕」が増す印象でした。※10 あとは思い通りのラインを取れる、アクセルを入れた時の駆動力がしっかりとタイヤに伝わっているということも感じられました。 ※8 比較対象が「8年落ちの5万キロ走行タイヤ」なので、タイヤ自体の劣化を考慮すると手放しで評価できない部分はあると思います。 ※9 ただし、サーキット走行時のように溶けるとかカスが出るレベルではもちろんなく、触って指紋が残るような溶け方でもないです。ちょっと表面がペタッとする感じです。 ※10 逆に言うと、今までどれだけ肩に力を入れていたんだよという話ですが、「激走!2300キロ」(前)(後)の時にこのタイヤを履いていたら…疲れ方、違ったかもしれないと正直思いました。 個人的には、今回もとても気に入りました。運転がより楽しくなります。 べた褒めに近いものがあり、見ている方に胡散臭さを与えてしまうかもしれないですが、街乗りしかしないわたしにとってもシバタイヤはいいタイヤだと思いました。 印象に関しては、「それなりの価格帯のスポーツタイヤでないと、本来味わえない乗り味をこのコストで」だと思います。推測ですがそれなりの価格帯のタイヤ~特に操縦性などを狙った~は近似の評価になるのではないかと思います。 また、車種は選ぶと思います。(前回書いた通り) 今回考えたのは、「タイヤとしての寿命」はどうなのかなというところ。 ○素材としての劣化(カチカチになる)は、同価格帯のほかのタイヤより早いかもしれない ○摩耗劣化(柔らかくなるということは減りやすい?)も、同価格帯のほかのタイヤよりは早いかもしれない このタイヤは、「走りが好きな人が適宜交換する」タイヤで、何より「価格が手頃なこと」に大きなアドバンテージがあるので、タイヤを長持ちさせたい人には向かないかもしれないです。 後生大事に8年5万キロもタイヤを使うそこのアナタ(わたしかw)は、ちょっとタイヤそのものに対する考え方を変えた方がいい!と思ってしまいました。 今回のレポートはいったんここまで。また経時レポートをしてゆきます。お楽しみに! シバタイヤ【SHIBATIRE】 165/55 R15 TW380 4本 (純正14インチを15インチ化) 装着車両 スズキカプチーノ(EA11R)基本はノーマル 現走行距離 約23万キロ ショックのみ社外品…10年前にカヤバ SRスペシャルを装着 劣化恐らくあり 空気圧 4輪とも240kPaに調整(冷間時) 外気温 15度(路肩の温度計より目安)昼間 使用目的 街乗り~高速道路中心(クローズド・競技使用は考えていません)一般国道での印象(ドライ)
山坂道(時速50キロ程度まで・ドライ~わずかにウエット)
高速道路(時速80キロ~120キロ区間を含む、ドライ)
現状での印象は?
購入したタイヤと装着車両プロフィール
今回の購入については、下記ご参照ください。
前回の購入については、下記をご参照ください。
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