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いろいろなクルマに乗ってみたい

いろいろなクルマに乗ってみたい
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経験値を上げたい!というお話

(おねだりではありません)

免許を取った頃の話。

わたしが免許を取ってから、もうずいぶん経ちます。

確か、まだ初心者期間(緑の免許)がなかった頃で、最初に受領した免許はサイズが一回り大きかった記憶が。。。年齢がばれるのでこれ以上は。

もちろん、免許を取る前から車が好きだったわたしは、免許を取った!運転ができる!運転がうまくなりたい!となるわけですが、その時に感じたのが「経験値を上げないといけないな」ということ。

決まって言われていた言葉があり

当時(同年代の方はお分かりいただけると思いますが)プロレーサーのあの人や有名チューナーのあの人などが書いた、クルマ関連の単行本がそこそこありました。

その中で、異口同音に言われていたのが、「機会があればいろんな車に乗っておけ」でした。あとは「とにかくいっぱい走れ」だったかな。

当時、家にはFFのMTレビンがありましたが、非常に乗りやすいクルマでした。当然これで運転を覚えてゆくのですが、純粋だった?わたしは「あのレーサーさん」とかの教えに従って、初心者マークが外れてほどなくして、とあるアルバイトをすることになります。

これはカーシェアで貸し出しているC-HRです。仕事でクルマが足りず借りました。
ノートのe-Powerでない方です。これはレンタカーで借りました。

どんなバイト?経験値になるかな?

稼ぎと経験の両方が得られそうなバイト。というわけで学校休みの夏に、週6日のバイトを入れました。レンタカーのスタッフです。以下、平成一桁中頃の話ですから、今の環境とはずいぶん違うとは思います。

この仕事は短期でしたが、毎日色々なことがありました。原因不明の不調をきたしたハイエースを「ディーラーに持って行ってね」と言われて運転をしていたら、右折中にいきなりエンストして※1、ハンドルが跳ね返り親指を突き指したり※2、二代目MR2を貸し出したら、数日後に「屋根で滑走した」とかで、積車で帰ってきたり(もちろん全損扱いです)。

わたしも作業着のまま電車に乗って、本部に高級車を取りに行って乗り心地を堪能したりと、※3、とても記憶に残る経験をしました。

※1 のちに分かった原因は、「ガソリン車に軽油を給油したから」という、なんか…時代を先取りした経験でした。印象としては、アイドリングがバラつき持続せず、やたらギクシャクするという感じでした。

※2 親指をスポークに沿わせて内側に入れる持ち方をしていました。のちにサーキットでの練習会で、プロの方にも「やってはだめだ」と言われた持ち方です。とはいうものの、CMや、カタログでもこの持ち方は散見されるのですが。。。わたしは、今はしないようにしています。だってほんとに痛いから。

※3 一部高級車は、営業所付ではなく本部付になっていて、予約が入ると取りに行く(返却も)ようになっていました。高級車を運転できるのはいいのですが、さっきまで洗車をしていてちょっと濡れた作業着姿で電車に乗るのは恥ずかしかったです。高級車に乗る頃には乾いていましたけど。 

印象に残ったクルマ。

期間としては2か月に満たなかったのですが、色々な経験をしました。それは厳しいこともあったのですが、思い出すと楽しい仕事でした。

もちろん、いろんな車に乗りました。その中でも割と商用車が多かった記憶があります。2トンのショートも運転しました。

特に、印象に残っているのが「今日はこのクルマを○○営業所に届けて。終わったら電車で帰宅してね。バイト代は定時まで出すよ」と言われ、いそいそと私服に着替えて乗り込んで運転したクルマの事です。

画像はWikipediaから。わたしが運転したのはこの型の「タウンエース」でした。

行き先の営業所を調べると、ほぼ普段運転している道を通ることがわかりました。その中には、幹線道路のバイパスが含まれていて、そこそこスピードが出る個所もあります。

わたしは家のレビンと同じような感覚で運転していました。ショックアブソーバーの硬さを車内から変えられるスイッチで「HARD」を選んでいましたが、車線変更の時などは足回りはちょっと柔らかい印象を受けましたが、まあまあ快適な感じでした。

例のバイパスで、いつもの通り走行中、前の車がちょっと強めのブレーキを掛けました。当然こちらも余裕を持ったつもりでちょっと強めのブレーキを踏んだのですが…

激しいフロントダイブ、そしてスキール音が発生してしまいました。危険なレベルではないと思いますが、当然ながらわたしは心底驚くことになりました。

「クルマごとの事情を考えろ」

そのあとは、より丁寧な運転を心がけて、無事にクルマを目的の営業所に届けました。

帰り道、電車に揺られながら考えました。

普段、自分が「普通」「ゆったり」と思っている感覚は、ほかのクルマと必ずしも共有できるものではない。それは、腕や意識云々の話ではなく、そもそもクルマはタイプごと、車種ごと、場合によってはグレードごとに基準が異なる。

だから、自分が運転する際は、自分にとってではなく周囲の「クルマごとの事情を考えろ」と。

「クルマの事情」とは、決してクルマとしての優劣ではなく、そのクルマの作られた目的や背景などでそれぞれ異なるものだと思います(スピードの出せるクルマが偉いというわけではなく)。

わたしも、今でもたまにそういうことを忘れそうになりますが、この経験を思い出すと、「視野は広く持たないといけないな」と思うのです。

現在では

レンタカーのバイト経験で、わたし自身の経験値が上がったかはわかりません。おそらくはクルマ好きにありがちな「とりあえず何でも乗ってみたい」ということだったのかな、とも思っています。

わたしは現在も、私自身の引き出しを広げるべく、「機会があればいろんな車に乗っておけ」なんです。

とはいえ、自分の技術的にも、どうなんだろう?進化しているとは到底思えません。それこそ本当にクルマに乗って遊んでいるだけなのかもしれません。

それでも、例えばレンタカーで借りたり、ディーラーさんや修理業者さんの代車であっても、できるだけどんな車かを知るように努めています。わたしのクルマのメンツが古いので、新しいものにも触れないといけない、という気持ちもあります。

そこで感じたことを、試乗記として紹介できたらいいなと思います。※4

※4 ただし、ブログ記事を目的として「ディーラーさんで試乗車を借りる」のではなく(依頼があれば別ですが、んな事は間違ってもないでしょうしw)。試乗車を借りる機会があった時、またはレンタカーで借りた時に紹介しますね。

先代レヴォーグ 1600です。レンタカーで借りました。走りが楽しく、やはり渋滞の疲労軽減は素晴らしかった。この時は1,000キロ以上走行しましたが、疲労感はさほどでもありませんでした。
ダイハツムーヴです。これは3代目です。塗装依頼時の代車だったかと思います。そこそこ年式は行っていましたが、室内が広く使いやすいクルマだと思います。が…
プライベートの借り物は、空気圧をできるだけ見るようにしています。このムーヴも借りた足で見てみたのですが。。。(絶句)※もちろんすぐに正規の圧に補充しました。

アイキャッチの写真のクルマは先代シビックです。会社のクルマを点検に持って行ったら、代車として貸してもらったのですが…(ちなみに、わたしはクルマ関係の仕事はしていないです)何故営業車の代車にシビック?こんなこともあるんですね。

なお、それこそ「シビック」や「レヴォーグ」など、わたしが寝かせておいて「先代」になってしまった車もいくつかあるのですが(汗)、こちらも自分の勉強のため、ゆくゆくは記事にしてみたいなと思っています。

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