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カプチーノ 14回目の車検に向けて

カプチーノ 14回目の車検に向けて
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車検は基本ディーラーさんに出しますが。

自分でできるところは見ておきたい、だけでなく。

車検が近くなってきました。実に14回目の車検です。

(私がオーナーになってから受けるのは9回目です)

ここまで、ウインカーレンズ脱落・不点灯オーディオ不具合オルタネーター異音ブローバイガスホース修理といくつか(も)の整備を行いました。

これで現状、調子はいいのですが、車検前のチェックで指摘された部分を今回は直すこととしました。

これには、自分でできることは自分でやって、という意味だけではない事情があります。

アッセンブリでないと、出ない部品。

このクルマあるあるなのですが、簡単な部品でも、実はアッセンブリでないと供給されていないものがあります。

そういった部品、そのままにしておくと、「車検で通らないので交換します」とアッセンブリ交換されてしまいます。

なので今回は、こちらでブーツのみ先に交換してしまおう、ということです。

私は現状では、基本的にはディーラーさんで車検をお願いしながら、自分で手配できるものを持ち込んだり、こちらで修理するからというわがままな方法をとらせていただいています。(趣味に無限にお金を使うことには、やはり抵抗がありますし)。

今回はその一環として、自分での手配で不良個所を修理するという方法をとりました。

ディーラーさんの好意で、ジャッキアップしたクルマの下などで一緒に劣化した部品を確認し、これはどうする、などとご相談させていただいています。クルマ好きとしては楽しい時間ですが、ディーラーさんとしては儲からないお客さん、でしょうね…

ブーツ。車検のたび鬼門になります。

リアスタビライザーリンクの下部分です。共締めされている棒状の部品がスタビライザーです。

今回の指摘では、リアのスタビライザーを吊っている「スタビライザーリンク」のブーツが劣化していて、裂けが認められるので、このままでは車検は不合格になるとのことでした。*

そしてこの部品は、スタビライザーリンクアッセンブリーでないと供給されていない部品です。

しかし、ブーツの劣化で、かつ部品が傷んでいない場合は、ブーツの交換(当然グリスアップも必要)で機能を取り戻す部品でもあります。

クルマが古くなると、ブーツ類は車検時、ほぼ毎回何かしら指摘されますが、今回は特殊工具も不要、ジャッキアップも基本不要な位置なので、自分で交換することとしました。

*スタビライザーとは、クルマの前輪同士、また後輪同士の左右の動きを規制する棒状の部品。サスペンションの一部を成すので取り付けはしっかりしていなければならず、また取り付け部分はサスペンションの動きに伴い、ある程度動かなくてはいけない部品でもあります。

自分で交換してみました。が…

こちらは、スタビライザーリンクの上部分です。サスペンション(ショックアブソーバー)に共締めされています。

作業としては、外してつけるだけですが、自宅でしかも地面置きのまま作業するとなると、若干やりにくい部分はありました。

12ミリの薄口スパナで回り止めをして、外のナットは14ミリで外します。*

半分手探りのような作業で、なおかつ14ミリの工具の振り幅が大きくないということ、回り止めのレンチが外れる、というか落ちてしまうなど、要領の悪い作業で、片方交換するのに1時間以上を要しました。

外したところ。ぱっくり裂けています。

*ねじが切ってある部品は、「ボールジョイント」となっていて、単純に14ミリのナットを回そうとすると一緒にくるくる回ってしまいます。

中身はグリスが充填されています。このブーツが劣化すると、雨水や埃が侵入し、グリスが流れたりボールジョイントに異常が出てしまいます。

グリスでべたべたなのは勘弁してほしぃ…

作業自体は自分でできるものです。ただ、14ミリの板ラチェレンチがあれば非常に楽だったなと思います。

ブーツを交換する前にボールジョイントのチェック。ガタがないことを確認したらグリス充填。グリスをボールジョイントの中に行き渡るようにしっかりと入れて、ブーツを装着したら針金でしっかりと固定します。

交換後の画像です。固定には針金を使用しました。

ブーツは4か所交換。すべてのグリスが変色していましたが、幸いボールジョイントには異常はありませんでした。すべて交換し、元に戻して完了。

これであれば、車検の時問題になることも恐らくありません。

難点としては、手がとにかく汚れます。下回りの部品を取り外し、劣化したグリスを除去し、新しいグリスを塗布し…一番参ったのはそこだったりします。

注意点:純正部品アッセンブリ交換よりも廉価に修理はできますが、ブーツの大きさが厳密には純正部品より大きくなります。(下の大径の部分)これに伴い、装着時にショックアブソーバなどに若干の干渉を起こします。車検上・また使用上の問題はないと思いますが、ご承知おきください。

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