ガソリンの蓋は劣化するのか(2)
まだゴールが見えないネタを投下
前回からの続きです。
前回は「180SXの燃料の蓋を交換しよう!」という事で、そしてそこには若干の下心というか流用の期待があるというか…
今回はその続きをやってみましょう。
前回までのあらすじ
カプチーノの燃料蓋を交換したいな→それなら不具合のない180SXの蓋をリニューアルして転用すれば…
果たしてその目論見は成功するのでしょうか。
前回もお見せしたコレ(180SX純正品)を流用しようという話なのですが…
カプチーノの蓋を純正品で取ると、減圧弁がついていないタイプの蓋が来ます。
コレが、特に冬季、寒暖差が激しい時に悪さをして燃料タンクを凹ますことがあるという噂を聞いていて…
わたしも、カプチーノが手元に来てすぐ純正品の蓋に交換してますが、減圧弁のついてないタイプでした。
それだけでなく最近燃料ゲージが減り気味という事もあり今回はこのような事を考えました。
比較してみよう
例のごとく、早速比較してみましょう。
蓋をパカッと開けます。見覚えのある蓋ですが、コレがスズキ純正の蓋です。(正確に言うと、品番統一により後期型「EA21R」の新車時に装着されているものと同等品)
見た目はいわゆる普通の蓋です。社名ロゴなども入っていません。わたしはこれを19年程使用していますが…前述の通り、懸念事項もあるのでできれば交換したかったんです。
手前…カプチーノ純正(21R純正という事になる)
見ての通り、センター部分に仕掛けはありません。
奥の赤い奴…180SX純正(外すまで問題なく作動してました、っていう某オークションでいわれる状況のもの)
蓋のねじ部分は問題なく合います、というかここは規格のようです。
コレで無事につける事が出来れば今回の話は終わりなのですが…
賢明な方ならこの写真で「ある懸念」が見えると思います。
そう、「ある懸念」が。
写真をもう一枚。
減圧弁が無い事で寒暖差が激しい時の逃がしが無く、結果としてタンクを凹ます(21Rに症例が多い)と言われている純正の蓋。
そして、何故か燃料のゲージが減ってる気がする疑惑のある蓋ですが、程度自体は決して悪いとは思いません。白い部分の変色も少なめで、ロックする時のカチカチ感も違和感なしですので。
交換作業は数分ですが、給油キャップを触るのは若干緊張しますね。周囲に火花や火が出るようなものが無い事を確認します。(この作業は静電気の出にくい時期に行っているので、そういう意味ではちょっと安心)
実はこの写真でも鋭い人は…
取り付けてみての問題点
取り付けてみての問題点…じっくり見た時に「コレは」って思いました。
コレは実際に装着したところの写真ですが、一見問題なく着いて見えます。
装着感(変な表現)が、若干渋いような気がしました。そこでじっくる見てみると。
蓋が若干小さいようなんです。
その為、(実際はどうか判らないんですが)蓋を締め込んだ際にしっかりパッキン部分が口に密着しているかどうか、の確証が取れないんです。
上の比較写真を見ると、パッキンの形状も異なるような印象を受けます。
総合的に考えて、この流用はちょっと危険だなと判断し、諦める事としました。
そもそもが密閉性に課題アリ?と考えてたので。
流用って難しい
以前、180SXのオイルフィラーキャップの流用を試みたことがあります。
この時は、ねじピッチが共通なスズキ純正のオイルフィラーキャップを日産車に流用しようとして、キャップは装着できましたが隙間が空いてしまう…という事があり。
この時も、「つくけどつかない」というジレンマを味わう事になります。結局180SX純正のオイルフィラーキャップのパッキンを交換する、っていう凄い方法で対応しましたが。
オイルフィラーキャップのパッキンだけ部品が出る日産って変態素敵だと思います。
じゃあ今回どうするのさ?ってお話ですが…
次回に続きます。(続くんですか??)
今回のブログは以上です。次回もお楽しみに!
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