カプチーノの空調を何とかする(1)
空調が壊れる→こわい
昨年から数えて2回目
カプチーノの空調がおかしくなりました。
症状としては、①「風量1・2」の時に風が出ない②「風量3」の時は風が出る。
実はカプチーノ、昨年も空調がおかしくなって修理をしています。
昨年起こった症状は、「たまに空調が全く動かない」というものでした。この時は、原因は空調の風を発生させるブロアモーターの劣化でした。以下、ブログ記事にしていなかったので振り返ります。
2023年秋の作業
運転席の足元に鎮座するブロアモーター。
この写真では足置きの更に奥、ちょうどオーディオパネルの裏側あたりに居ます。
頭を突っ込めば、その姿を見る事が出来ますが、何せ作業環境が狭く、仰向けに頭を突っ込まないといけないので、ちょっとした苦行です。
外すこと自体は簡単です。ねじ3本とカプラーを外せばそれでOKなんですが…とにかく体勢が。
ブロアモーターはこのような形状をしています。上の写真では、ちょうど反対側から見た感じになります。
この水車みたいなファンが回転することで、ヒーター(暖房)やエバポレーター(冷房)でつくられた温風・冷風を車内に行き渡らせます。
モーターが入っていて、そのモーターのブラシという部品が摩耗すると止まってしまいます。
なお、風量の調節はこの部品では行いません。
これが、「ブラシ」と言われる部品です。ブロック状の部品(新品だともっと長い)が、スプリングで回転する軸に押し付けられます。(適当な説明)
接触する相手が動く物なので、当然摩耗しますし、摩耗した時に固定されていては接触しなくなってしまうため、このようなスプリング付きのホルダーに入っています。
この「ブラシ」が摩耗して、接触する相手の「軸」との接触が出来なくなるなどすると、電気が供給されなくなるので当然モーターは止まってしまいます。
この摩耗状態だと…そろそろ限界に近いのでしょうか。ただ、とりあえず動くレベルではあります。
この写真で、ちょっと太くなっている「明らかに何かが接触したような跡がある所」と接触して、電気を供給しています。
故障の原因としては、もちろんこちら側の問題もあり、構造上中にはブラシが摩耗した粉も沢山あったりするので、単純にブラシの摩耗が原因とは言い切れないところはあります。
が、年式の進んだ車や使用期間が長いクルマだと、ブラシが摩耗している可能性が高いのはご想像頂けるかと思います。
この時は形状の類似している「ダイハツ用」のブロアーモータを購入し、交換して使用できるかの実験を行いましたが、形状やカプラーは同じながらLoが動作しないという問題があり、もともとついていたものを戻しました。
ダイハツ用の部品との比較
せっかくなので、ダイハツ用のブロアーモーターを載せておきます。
こちらは2023年10月現在、新品購入が可能でした。(わたしが用意したのは中古)なお、スズキのカプチーノ用ブロアーモーターは2023年10月現在、製造廃止でした。
この時は実験用に購入したので、つかなくても仕方ないかなと思っていましたが比較するとほぼ同形状で、装着は可能でした。
ただし、Loの送風が出来なかったので(原因不明)純正の方を掃除して戻しました。ブラシの摩耗も同程度でしたし。
これで動作不良は一時解決。将来的には根本修理ながら、いったんは快適に過ごせる…筈でした。
半年した2024年の春、再び問題が…で今回に至ります。
今回はココまで、次回に続きます。お楽しみに!
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