2024 NOS2デイズについて語る(1)
2024年2月17日(土)~2月18日(日)の2日間、パシフィコ横浜にて「ノスタルジック2デイズ」というイベントが行われました。本記事はその紹介と、ちょっと旧いクルマに乗り続ける為に必要な事などを考えてゆきたいと思います。
前回までの紹介がバタバタだったので、今回から立て直します。申し訳ない…
NOS2デイズって
イベントの紹介もしていませんでした…
年に1回、2月中旬頃に横浜市のみなとみらい地区、パシフィコ横浜にて開催されるイベントです。
1960年代~70年代を彩ったヒストリックカーの展示などは勿論、近年は「登場してからそれなりに時間の経った」クルマも取り上げられるようになりました。
1980年代~90年代、昭和後期~平成初期当たりの、世間では「ネオヒストリック」として認識されている世代のクルマです。
このイベントは、ヒストリック・ネオヒストリックの各分野に長けた出展者様が、自らのビジネスをアピールする場という側面もあります。
もう少し丁寧に
ここからは、わたしの見てきたものを少し丁寧にご説明しましょう。
最初は、「神奈川トヨタ様」です。
神奈川トヨタ様は「クラウン推し」
メンテナンスをしっかりされて、公道走行も難なくこなす初代クラウンを擁する「神奈川トヨタ様」ですが、今年はヒストリック世代のクラウンをずらりと揃えて出展です。
「クジラクラウン」と呼ばれる60クラウンを2台展示していました。そのうちの1台は緑がかったグレーというような色。
塗装は写真の通り、ちょっと艶引けしていますが逆に現役感を強く感じさせるそんな素敵なクラウンです。
乗り込んだり、室内の様子を見せて頂くことも可能でした。
リアビューはこんな感じです。
隣に白の2ドアが居ますが、あちらもクジラクラウンで、今回クジラで2台の展示を行っていました。
神奈川トヨタさんて専門店ではなく普通にディーラーさんですよね。
当然新車も扱われている音を考えると…
白いクジラも現役感バツグン
ボディタイプが2ドア、昔はクラウンにも2ドアってあったんです。
スポーツカーではない、パーソナルカーとしての2ドア。
クラウンというクルマは、フォーマルや法人需要も当然見ていますが、パーソナルな高級車という立ち位置も当然あり、その時代、その時代で憧れられるようなクルマを輩出しています。
内装も当時の感覚を色濃く残し、車格もあって手荒く扱われた様子も感じらえない物です。
ATのシフトノブは現代のものと比べたら華奢な印象を受けますが、ATに様々な付加価値がつく前のノブは高級車でも、T型であったことが一般的な様です。
ウレタンで厚みのある形成がされたり、ゲートパターンが採用されたり(パテントの問題もあったとか)、それはもう少し後の世代になってきます。
エイトトラック(ワケ知りは「ハチトラ」なんて言いますが)のカセットを装備した社内。少し前まで現役だった「カセットテープ」のひとつ前の規格、というと語弊があるかな…まあ、そんな感じです。(わたしも子供の頃にはほぼカセットへの移行がされた頃だったので詳しくない)
50クラウンはレストアも完了
昨年も展示されていた50クラウンは、レストアも完了してその姿を見せていました。
人だかりが絶えず、なかなかいい写真が撮れませんでしたが、床下もきれいに再生されておりました。
「ディーラーさんでクルマを仕上げて頂ける意味」って、コアなクルマ好き以外にも、むしろコアなクルマ好き以外の方々に対しての方が大きいのかなと思っています。
今後、このお話を続けて紹介してゆきたいと思っています。お楽しみに!
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