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1989年の東京モーターショー マツダ編(3)

1989年の東京モーターショー マツダ編(3)
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平成元年、という時代。

前回の続きです!

東京モーターショーのパンフレットから当時のクルマを振り返る…

初回(前々回)は、オートザム。前回はユーノスを取り上げましたが、今回は本丸ともいえるマツダのパートを紹介してゆきます!

それでは今回も、よろしくお願いします!

マツダブランド

イメージに「家族」を入れてはいますが、「SPORTS」の文字があるあたりがさすがマツダ

3種の見開きを見て思ったのが、全体的に柔らかい印象を持たせているなという事。

カタログに「古さ」をあまり感じないなと思うのはわたしだけかな?平成元年のカタログなので、もう35年前なんですが…

着ているものが冬服だな…と思ったら、モーターショーは11月頭頃ですものね。

トップに来るのはこのクルマ

平成元年、時代は、2ドアクーペブーム。プラスアルファを与えられたコンセプトカーですね。

スポーツを謳うマツダですが、マツダとしてのコンセプトカーはこのクルマです。

もう少し詳しく見て見ましょう。

スタイルはこんな感じ
ファミリアベースなんですね!

この年のマツダは、ユーノスロードスター、ユーノスコスモ、オートザムAZ-1(550)と、その後に残るクルマ達を出展していたので、このクルマが取り上げられることはそこまで多くない印象がありますが、

…これ、面白そうじゃないですか!

「ドリフト走行時の視界を確保するため、ウインドー面積の広いガラスサーフェスのキャビンとしました」

世間でまだドリフトがブームになる少し前(当然、あのマンガなどもなかったですよ)と考えると、思想としては結構過激かな?そういうところ、すごくスキです。

このクルマ、特徴たる「車高を上げた」様子を載せていますが、よく見るとかなりポジティブキャンバーなんですね。車高の上下でキャンバー変化が出るのを、市販されたらどうやって克服するのか…と妄想してしまいます。

ファミリアSPORT4は、市販こそされませんでしたが、当時のマツダが、モータースポーツにいかに取り組んでいるのかを表していると思います。

マツダのモータースポーツ、平成初期といえばあちらの取り組みが有名ですが、それだけではない姿勢が見て取れます。

「マイルドな乗り心地、運転技量を問わない扱いやすさなどはある程度割り切りました。」

…アツいですね。

マツダといえば…ル・マン!

平成初期のマツダのモータースポーツ。平成元年当時は、ル・マン制覇まではあと一歩

これはマツダのモータースポーツを扱った見開きなのですが、数年後、ルマンを制覇したマシン「マツダ787B」の前身である「マツダ767B」の紹介となっています。

平成元年、総合7/9/12位と実績を出しています。(3台出走3台完走)

マツダがルマンを制覇したのは、1991年ですので2年後のことになります。

少々長くなりました。次回、メカニズムの解説と89年当時のマツダ車ラインアップを少し…

お楽しみに!

このシリーズを最初から

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