カプチーノ LEDバルブの交換
本記事は完全自費購入(自腹)です。
(さらに適合するものを、ネットを探しまくって見つけた商品です。故に該当品の広告も貼れません。製品そのものの情報を提供できず、申し訳ありません。)
カプチーノオーナー様・その他LEDバルブ換装をお考えの方へのご注意!
わたしが選んだこのバルブは、カプチーノへの装着時に「ヒートシンク部分のタイヤハウス部分(ライナー)への干渉」が見られます(詳しくは本文に記載します)。現状、影響は少ないと思いそのまま使用していますが、異常が見られた場合当ブログで注意喚起することおよび、このブログの内容を修正・もしくは非公開とすることがあります。
本ブログは下記の作業を推奨するものではありません。同じバルブを使用した際の不具合、もしくは車種製品を問わず、本ブログを見ての作業による不具合の責任を負うことはできませんので、上記、ご承知いただければと思います。以下、読み進めていただく場合はご了解いただけたものとします。
非常に説教じみていて恐縮なのですが、ブログを見ている皆様が安全に趣味を楽しんで頂ける為に、どうぞよろしくお願いいたします。
ご了解いただけない方は→こちら(トップページに戻ります)
ヘッドライトが暗い!
いつの間に暗くなった。。。のか?
2019年(当記事から3年前)カプチーノのヘッドランプの暗さに業を煮やしたわたしは、LO/HIともヘッドランプバルブをLEDに換装しました。(ブログを始める前なので、その時の記事や写真はありません)
実際にかなり明るく、夜間の運転が楽になりました。車検時に微妙であった「ライトの光量」も問題なく、非常に満足していました。
しかし、最近気が付いたのは「右側のヘッドライト、暗くない?」ということでした。確かに点灯はしていますが、明らかに暗い。ということで、早速分解してみました。
カプチーノのヘッドライトは
カプチーノのヘッドライトは、LOがH3・HIがH1(ハイがエイチワン、です。念のため)という一昔前の規格です。LOはプロジェクターが採用されていますが、今のヘッドライトに比較すると暗いうえ、経年劣化でレンズ表面が曇り(外側だけでなく内側も)、磨いてもすぐ曇ってくるという問題を抱えています。
そのため、光量不足で車検に通らないことが起こってしまいます。車検は、LOで通過できない場合はHIを測定しますが、それでも通らない場合も多いうえ、わたしもそれが原因で車検に落ちたことがあります。
一昔前の規格でも、H4のように広く流通しているものであれば国内メーカーで商品化したものがありますが、H3やH1というとメインの入手先はインターネットになります(下記)。
また使用目的が「フォグランプ」となっているものは、そもそも充分な明るさが出ないのでヘッドライトには不向きであることを、併せてお知らせしておきます。
この手の商品の常で、寸法が…信頼性が…明るさが…H3は面倒だ。いろいろ探します。
後述しますがカプチーノのヘッドライト交換は面倒な部類に入るので、できれば長寿命のものを長く使いたいという意向がありますが、さて今回はどうでしょうか?
分解してみた
2019年に組付けたLEDヘッドライト。分解してみたところ、幸い水が入ったりはしていないようでした。
本体を剝き出しにして点灯してみます。すると…
上下に配置されているLEDの片方が光っていません。これでは暗いはずです。さらに、点灯している方もなんだか暗い気がします。
あきらめて全交換することとします。この作業が、憂鬱なんですよ。
作業に入ります
ヘッドランプバルブは今回不具合のあるH3のみ注文し、取り付け後ハイビームと色が大きく異なる場合は追加購入する作戦で行きます。バルブは、注文してすぐに届きました。さっそく作業です。
まず周囲の安全を確認し(大事)、フロントホイールのナットを緩めます。続いて、ジャッキアップしフロントホイールを外します…ヘッドライト交換にして、この面倒さ。
フロントホイールを外して、タイヤハウス内の泥除け(ライナー)を前半分外して、ヘッドライト後面にアクセスします。
カプチーノのロービームで注意すること
ここからは説明書や一般的な取り付け手順に従うだけでなく、考えながら作業をすることになります。
今回購入したユニットは、本体と制御部が分かれていますが、制御部のみ取り外すことができないので、どこに配置するか。純正の防水カバーはそのままでは使用できないので、ヘッドライト後面の防水対策はどうするか。など、現物を見ながら考えます。
防水カバーについては、前回汎用品をネットで購入し切って穴をあけて、タイラップで締め付けて固定しましたが、この方法で問題なかったので今回も同様に固定します。
ユニットは、本当はエンジンルーム内に配置したかったのですが、サービスホールを通らないので、対候性のある両面テープでタイヤハウス上のボディに固定し、配線の両端をタイラップで締め付けて脱落を防止します。
…言葉で書くとこれだけですが、この取り付けで結構悩みました。そのほかにも、ヘッドライト取り付け部分の切り欠きが小さく、やすりで地道に削るなどの付帯作業が発生します。
取り付けた!おや?
慎重に、近くも遠くも見えない自分の目を恨みながら(理由は言いますまい)取り付けましたが、ちょっと気になることがある。
冒頭にも書いた「ライナーへの干渉」です。
カプチーノは設計がぎりぎりの部分が多く、LOをLEDに換装した場合、純正(ハロゲン)バルブにはない「ヒートシンクユニット」が「ライナーに干渉する」ことがままあります。
前回別のメーカーのものを取り付けた際は、できるだけ背面が短いものを選び、今回は前回のものより寸法的に5mmちょっと長いものを選んだのですが、干渉しているようです。※1
※1 厳密には前回も少し干渉していたようで、取り外し時に気が付きました。なお今回、ヒートシンクが少しだけ大きくなったのは、「ファン冷却タイプのユニット」を選んだためで、それはすなわち「冷却性能を上げて少しでも寿命を延ばしたい」という意図です。
わたしのクルマの確認
わたしのカプチーノは、純正と比較しタイヤ外形を大きくしておらず、また車高を下げてもいないため、タイヤとユニットの干渉は避けられると判断しました。実際にタイヤを切って確認しましたが、仮にフルステアでフルバンプをしても当たらないだろう、と判断できました。また、ライナーにタイヤの擦った後も一切なかったことも判断基準です。
また、ヒートシンクの発する熱がライナーに悪影響を与えないか、ですが、これは実際に夜間使用してみて、どのくらい熱を帯びるかで追加対策を考えることとしました。(取り付け部分を少し浮かすことで逃げられるとのネット記述もありますが…)
ですので、改めて
カプチーノのロービームをLED換装する場合は、後端の突き出し量ができるだけ少ないユニットを選ぶこと※2
特に、「車高を下げている方」「タイヤ外形を純正より大きくしている方」「スポーツ走行で『フルバンプさせながらフルステア』のようなシチュエーションが多い方、はタイヤの干渉でユニットと接触する危険性が増すので注意をお願いしたいこと
装着後(干渉してなくても気を配った方がいいかと思います)、タイヤハウスのライナーが熱を持っていないかの確認をすること
いずれの場合も異常が認められれば、すぐ対策をすることをお願いしておきたいと思います。
※2 参考までに、今回のバルブの全長は74.5ミリ。後端突き出し量は35.5ミリ、ヒートシンク直径は36ミリです。前回装着したバルブは、全長71ミリ。後端突き出し量は30ミリ、ヒートシンク直径は30ミリでした。
次は、曇ったヘッドライトを何とかしたいと思います。見た目にも、安全性にも影響する部分ですので。
*比較写真は、高速道路のPAにて、駐車スペースにてエンジンを切った状態で撮影しています。
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