カプチーノ グラグラシフトを改善
カプチーノオーナー様への注意!
この作業で、シフトレバーの遊びは改善されますが、「シフトが入りにくい(特に2速など)」ものが改善されるものではないです。
カプチーノ持病ともいえる2速の入りにくさ(わたしのクルマもそうです)は、ミッション本体のシンクロナイザリングの摩耗等に起因する症状であることが多いので、ご留意ください。
シフトフィールが悪い
カプチーノで激走!2300キロで顕著に気になったこと
カプチーノで激走!2300キロ(前)(後)で走った際に、以前から気にはなっていましたが、カプチーノのシフトノブのガタが大きく、高速道路走行時には干渉音(カタカタ音)が出るほどでした。
おそらく、中のブッシュが劣化しているのが原因と思うので、さっそく直してゆくことにしました。
部品はあります(2022年現在)
部品については、純正で検索するとシフトレバーAssyでしか出ないので、この部分の修理はオークションサイトやネットショップで「必要な部品とオリジナル部品をセット販売」していただいている方から購入するのが現実的な選択になります。
分解するぞ
このクルマの整備第一歩の「センターコンソール」を外したら
ここまでむき出しにします。
あれ?パーツがない?
続けて
画像で見える白いパーツ二つ(横のブッシュ)と、奥に見える黒い部品(底のブッシュ)は交換しますので取り外します。
そのため、上の白いパーツが刺さっているボルトのうち、1本を緩めておく必要があります。(底のブッシュが引っかかって出てこないため)また、ラジオペンチなどの準備推奨です。
さて、ここまで進めて…おかしいなとなりました。
本来なら、えんじ色をしたスペーサーが入っているはずですが、見つからない。ネットで他の方の作業を見ても、劣化した部品がありますが…
どうやら、30年弱の間に粉になってしまったようです。上の「シフトレバーを抜いた」写真の穴の周りに、汚れみたいなものがついていますが、これがそのパーツの成れの果てのようです。
マイナスドライバーでこそぎ落としましたが、当然穴の中に入ってしまうので、掃除機で吸い取れるだけ吸い取りました。
取り付けるぞ
ここまでは先に準備して、
支点の大きい球部分に同梱グリースを塗布して、
中のカラー間にあるウェーブワッシャーが押し上げているカラーを、正規の位置に収めてプレートで抑え込む感じです。あとはパーツを戻します。
作業時間は、わたしがゆっくり、写真も撮りながら作業しても2時間かかりませんでした(わたしは不器用なので、失敗しないように相当ゆっくり作業しました)。
効果は?
今までは左右方向にかなりガタの大きな状態でした。シフトチェンジの際に、誤ったところに入らないように…と軽く意識するほどで、恐らく早めに直したほうがいいなと感じていましたが、、、
修理後はかっちり入るようになり、左右のガタガタもほぼ解消されました。走行中の異音もなく、シフトフィールは良好です。こんなにシフトフィールに遊びがないクルマだったんですね。
正直、2300キロも走るならばその前にやるべきではなかったのかな?と思います。そうしたら気持ちいシフトフィールを思う存分味わえたはずだったのに。怠慢だなあ。
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