180SXのステアリングを巻き直す(3)

※アイキャッチ画像の違和感()は記事をご参照ください
前から気になっていたステアリングの劣化。ステアリングの巻き直しを依頼し、現物を送付するよという事で話がまとまりました。今回は取り外した後の事など。おまけもあります。
※このシリーズは、わたしが依頼した施工業者様「CAR WASH SERVICE 888 様」に許可を頂きまして、その内容を紹介させて頂いております。
このシリーズの記事に、宣伝等の意図はございません。また、宣伝依頼を受けて作成した記事でない事を書き添えておきます。
この記事をご覧になって、該当業者様を含む業者様に依頼されたことの責任は、当ブログでは負う事が出来ません(当ブログは作業紹介であり、業者様斡旋の意図はありません)。
また作業取次等も出来ませんので、作業依頼検討時は、ご自身で依頼先にコミュニケーションを取って頂いて、ご確認、ご判断を頂き、ご自身の責任で依頼するようにお願いいたします。
以下、読み進めていただく場合はご了解いただけたものとします。
非常に説教じみていて恐縮なのですが、ブログを見ている皆様がご自身ご納得の上、趣味を楽しんで頂ける為に、どうぞよろしくお願いいたします。
ご了解いただけない方は→こちら(トップページに戻ります)
このままじゃ運転できない
そうなんです。当たり前ですがこのままじゃ運転できないんです。

代わりのステアリングをつける
なので、代わりのステアリングを装着します。
ステアリングの巻き直しは1か月~2か月かかるので、それではその間移動すらできなくなります。
家の中をごそごそと探し、適当なステアリングを持ってきます。
このステアリングは、NARDI穴で固定するタイプのモノ。
MOMO穴とNARDI穴の違いは、取り外したステアリングと比較すると判りやすいと思います。
このステアリングをねじ6本で固定し、ホーンボタンを接続します。

ステアリング固定ビスはこんな感じ(モノによって長さ注意)

このステアリングには、センターパッドが存在するのでつけてみましょう。
…アレ??どこかで見た事があるヒトもいるかもしれません。
コレはスズキカプチーノの純正ステアリング。もっと詳しく言うと、前期型(EA11R)の純正です。
純正ながら、ボスを介して固定するタイプなのです。

余談ながら、その佇まいが妙にしっくりくるやら、でもなんだか変な感じがするやらでかなりツボに入ってしまいました。もうコレでイイんじゃないでしょうか…(良くないぞ)
カプチーノのステアリング事情(余談)
ちょっと脱線して、カプチーノのステアリング事情について。
カプチーノのステアリング(前期のEA11R)は、こういう形状をしています。
素材はウレタン。ボスを介して車両に固定するタイプで、このステアリングパッドを外すと、さっきの写真の様な佇まいになります。
このステアリングは当時の他車種にも流用されていて(カプチーノが流用されたのかも)、当時のアルトワークスは、ステアリングパッド部分にこそ相違がありますが、同じタイプのモノを使用していました。


新品だとココまでシボ目があるんですよね…はさておき、非の打ちどころのない純正ルックです。
スズキ純正のボスを介して取り付けられているこのステアリング。スズキのボスはNARDIねじ穴のみがあるので、NARDIに交換するのはボスをそのまま生かす事が出来ます。
MOMOやパーソナルなど、穴タイプが異なる際はボス交換が必要です。
カプチーノのボスは安め。180SX(エアバッグ付き)のボスは高い…
カプチーノも、前期後期ともにエアバッグ付きの個体が存在します。コレはエアバッグ・ABS・LSDのセットオプションでした。
このタイプは、前期でもステアリングとボスが一体になっており、交換時はシャフトからステアリングを抜くことになります。
平成3年当時はエアバッグの普及がやっと始まったところで、ほとんどがOP扱いでした。


後期(EA21R)になると、ステアリングタイプが改められ、ボス一体のタイプとなります。なので前期、後期のステアリングはそれ自体には互換性がありません。
が、21R用の汎用ボスを装着すれば、前期のステアリングが装着できるのはご想像の通り。
後期を前期化けさせたい(どんな需要だよ)方には、この方法が使えます。
前期と後期だと品番が異なる…これであなたも前期化け(要らない情報)
次回に続きます
次回は、傷んだステアリングの観察、荷造りや発送の様子など紹介できるかと思います。
次回もお楽しみに!
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