カプチーノのウォッシャータンク云々(3)
前回の投稿では、本体の交換準備の話をしました。いよいよ交換です。
整備性は…悪く…いや。
カプチーノのウォッシャータンクの交換は、そこまで難しい作業では本来ないと思います。
タンクは目に見える場所にあるし、固定も2か所ネジ留めなだけなので。
しかし、ウチのクルマに関してはちょっと厄介でした。何故って?それはね…
作業内容のおさらい
まずは、カプチーノのウォッシャータンクが入手できるかという話になりますが…
この記事を書いている2024年11月現在は、「入手できる」という事になります。
部品番号は「38450-80F00」です。一時期ネットで供給が終了したという情報がありましたが、とりあえず大丈夫らしい。ただ、この先の供給を約束するものでないのは、今までの経験でいやって程(笑…えない)感じているので。
カプチーノも、基本的にはこの「パーツカタログ」から部品番号を探したり、部品構成を(単品供給か、アッセンブリかなど)調べたりして修理の計画を立てるんですが、欠品パーツも多い。そして単品パーツの設定がなかったり…
カプチーノのウォッシャータンクは今(2024年11月)でも供給されますが、タンクは蓋は単品では出ない事になってます。
しかし、他車種のものを注文すれば、使用できたりします。
このあたりの細かい部品は、ディーラーで依頼した方が、送料を考えるとネットよりお得な事もあります。
一応物販のリンクを張っておきますが、実店舗に問い合わせた方が良いかもしれないです。
わたしの今までの経験だと、キャップは2~3年で割れて、タンクは10年くらいでしょうか…
こういう部品劣化してるのってストレスですよね。
作業を進めます
話を作業に戻しまして、タンクの取り外し。前回はウォッシャー液を抜く所までで、今回からタンクを外してゆきます。
タンク自体はプラスドライバーのねじで2か所止まっているだけなので、取り外しは基本簡単な筈。
向かって右側と左側にねじがあります。このねじを緩めれば、右側はステーごと、左側はそのままタンクが外れてくるはず、なのですが。
ウチのクルマは右側のねじが緩まない。
ステーの構造はこうなっています。どう考えてもステーごと抜き去るのが正解なんですが、力でやったらなめるのがオチ。
よって仕方なくステーを車両側に残してこの六角を緩めてゆくのですが…コレが絶妙にやりにくい。
いま改めて写真を見たら、ねじの裏側からCRC5-56を吹き付けて1週間でも放置すればよかったかもしれない。失敗でした。
左側のねじは簡単に外れました。
こっちは、タンク本体にセットされたメスねじに対してそのまま固定されています。
この二つのねじを外して、モーターのハーネスを外すかモーターをタンクから外すかすれば、クルマからタンクは摘出できます。
おそらくは他のカプチの作業(特にダッシュボード裏や下にアクセスする、空調系の整備など)と比較すれば格段に簡単な部類に入ると思います。
しかし、クルマの年式故に固着したり、無理に抉ると割れたり、そもそも既に壊れてしまっている部品などは本当に手を焼きます。
しかも、プラスねじの使用頻度が多いのも…
固着してうっかりすると、舐めますので。
外したらこんな感じ
色々ありましたがとりあえず外れました。外した部分はこのような構造になっていて、下部分は砂埃や落ち葉など、汚れ放題汚れていることが多いです。
この構造だと、錆びやすい気がするが…スズキさん…はともかく、今回確認した際は錆びは顕著には出ていなかったので、まぁ良しとしましょう。
当然ながら徹底的に掃除します。10年に一度の大掃除です。
ウォッシャーを供給するモーターですが、ウチのクルマはハーネスが固かったので、クルマ側に残してこの時点でタンクから外してしまいました。
この部品は嵌め込まれているだけなので、取り外しは簡単。
コレでクルマからタンクは外れます。
モーターも、そのうち交換が必要になる時が来るのでしょうね…何しろ30年選手ですから。
外しました。コレで新品に入れ替えればよいのですが、この写真の右下の方に見える部品は移植が必要です。
金色に見えるこの部品。タンクとクルマをくっつけているねじの相手側です。
マイナスドライバーで軽くこじって抜き取ります。
わたしは外すのを最初忘れてて少しだけ焦りました。
あとは元通り組み立てればOKです。
本来であればさほど時間を掛けずできる作業ですが、ねじの固着とかあるとその分の時間がかかるんですよね…
そしてスズキは、何故かねじに六角のついていないプラスを使いたがる。結構な頻度で舐めないか冷や冷やします。
なお、モーターとタンクの間にあるパッキンはタンクにセットされているので移植不要です。
組み立てて完了
あとは、元の手順を辿ってゆけばOKです。
元の手順とは…
取付用の金具の移植
モーターを嵌めつける
クルマに固定する
以上です!ココまでくればあと少し。
返す返すも、作業自体は簡単な部類に入ると思います。
注意点としては、固着と古い部品の劣化(破損)という事になりますので。。。
こういう樹脂部品、面積も広いのでリフレッシュするとなかなかイイ感じになりますよね。
しかし、10年毎でキチンと劣化するあたりが…
ともあれ、完了です!お疲れさまでした。
今回のブログは以上です。次回は話題が変わります。次回もお楽しみに!
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