カプチーノの連鎖反応(4)
手を変え品を変え。
こうも小出しにされると、ねぇ。
カプチーノの連鎖反応(3)より続く
ウインカーレンズの脱落という些細なことから端を発し、ウインカー不点灯、オーディオの不具合、オルタネーターの異音も解消。これで万全。と思っていました。
オルタネーターの交換から帰ってきたクルマは快調そのもの。エンジンルームを眺めて、異常はないよな、と確認していました。
エンジンルームを眺めているとき、ふとあることに気づきました。
匂い…と、煙…?
最初は、このエンジンルーム、ちょっと煙が出てないかな?と感じました。
白い煙がほのかに見える。水蒸気のようにも見えますが、そんな要素はないはずだし。
匂い…若干焦げ臭いような匂いがする。これは、ちょっとおかしいなと思いました。
よく見ると、カムカバーの上面に少しオイルが滲んでいる。このオイルが、排気系(エキゾーストマニホールド)に落ちて、煙と匂いの原因になっているようでした。
いったいどこから?
このクルマのオイル漏れ・滲みはほかにも経験がありますが、カムカバーのパッキンが劣化してそこから漏る場合が多いのですが、それではカムカバーの上にはオイルは付着しないはず。
思い当たるのは…カムカバーの上を通っているパイプは、ブローバイガスを通すためのパイプで、このパイプの取り付けが甘かったりすると継ぎ目から滲んでくることはありそうです。*
*ブローバイガスとは、燃焼室から漏れ出す未燃焼ガスで、燃料やオイルミストを含んでいます。そのため環境保護の観点から大気開放は禁止。このクルマのパイプのようにエンジン内に戻す措置が必要になります。
直すこと自体はすぐにできる、けど…
明るいところでよく見たところ、古くなって亀裂が入っており、そこからオイル分が落ちているのは明らかでした。
このホースを交換すれば簡単に直ります。部品も、ホースのみで大丈夫。正直、取るに足りないことではありますが、逆にこのままクルマを使い続けると厄介です。相応の量のオイルが、エキマニに付着して発火したりしたら。
ということで、部品を発注してから次の休みまで、またクルマを使うのを控えねばならなくなりました。
交換作業10分。やれやれ。
今回は自分で交換しました。作業時間は掃除も含めて10分でした。
新旧部品を比較すると、見た目は大差ないですが、古い部品の劣化は相当進んでいます。カチカチです。対して、新しい部品はやわらかい。みずみずしいと言ったら変ですが。
今回の「連鎖反応」は幸い、ここまでです。
だがしかし。車検を控えて手を入れないといけない部分がまた、見つかりました。
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