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カプチーノの塗装 直ることのよろこび

カプチーノの塗装 直ることのよろこび
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お金はかかりましたが。

直ること。直すこと。

ちょっと古いクルマとかかわっていると、しばしば、直さないといけない部分が出てきます。

それが、経年変化によるもの、摩耗によるもの、寿命によるものなど様々です。物理的な破損も当然、あります。

それが、たまにであればいいのですが、時に立て続けに発生したり、自分の不手際で破損させてしまったり。

クルマを維持する中で(特に、限られた予算の中でクルマを維持している大多数の人にとって)、金銭的な負担が発生するのは好ましい話ではないと思います。

自分でメンテナンスして、費用を節約する。ネットを駆使して、実店舗に足を運んで(とはいえこのご時世、難しいこともありますが)コストに対して性能が優れたものを選ぶ。入手できないもの、年代考証を掛けたいものなどは、オークションサイトなどを活用する。これもまた楽しい作業なのかもしれません。

何とか予算内に収まった。

先日、ルーフの塗装が剥げて、金属の地肌が出てきてしまったという話を取り上げましたが、無事修理から帰ってきました。

今回の修理に際し、塗装業者さんをネットで探し、数店舗にクルマを持ち込んで、担当の方と打ち合わせを重ねてきました。おおよそ同じ修理方法で、コストに関してはばらつきがありました。

直接お話をして、ここは大丈夫、というお店にお任せして、戻ってきました。

古いクルマならではのリスク。

今回、相談に乗っていただいたお店で共通していたのが、分解しての塗装が難しいのでそこは承知してほしい、ということでした。

プロとしては、リスクが少ない方法を取りたいが、クルマが古いと交換部品が出ない。今回、実際のパーツカタログで調べていただいて、そもそもアッセンブリでしかパーツが出ない部分もあり、マスキングを主体で塗る、という方法を提案していただきました。

色が入り切らないかもしれない、境目から剥離するかもしれない。様々なリスクを承知の上で修理を依頼しました。

このように、作業の内容を説明していただけるお店が(それも個人客に対して)多くなってくると、依頼するほうも勉強になり、また将来的にどのようなことが起こるか、予測もできるのでとても良いなと思っています。

肝心の仕上がりですが。

今回はルーフ本体は塗装せず、ルーフ後端部分の塗装にとどまりました。本当は、いっぺんに全部塗れればよかったのですが、ルーフ前半部分はまだ塗装が持ちこたえていたのと、予算の関係でこうなりました。

ルーフ前半部分もあと数年で塗装が白ぼけてくるのは想像がつきましたが、やむを得ず。

補修前。
補修後。きれいになりました。
ウエザーストリップの境目をマスキングで処理しましたが、本当は部品交換が望ましかったとのことです。とはいえこれだけきれいになれば、こちらとしては大満足というものでしょう。

きれいにはなりましたが、まだまだ直さねばいけないところはたくさんあります。経年劣化との追いかけっこです。

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