AE92レビン ワイパーのガタを直す(1)
オーナー様へのご注意!
ここで紹介する作業は、わたしの個体に対して行った作業ですので、皆様との個体との違いがあるかもしれません。また、今回は中古部品の装着となっています。
本ブログは下記の作業を推奨するものではありません。作業に伴う不具合、もしくは車種製品を問わず、本ブログを見ての作業による不具合の責任を負うことはできませんので、上記、ご承知いただければと思います。以下、読み進めていただく場合はご了解いただけたものとします。
また、ご自身で作業される際は、どうぞ安全にはご留意ください。
非常に説教じみていて恐縮なのですが、ブログを見ている皆様が安全に趣味を楽しんで頂ける為に、どうぞよろしくお願いいたします。
ご了解いただけない方は→こちら(トップページに戻ります)
※また、この記事は「2023年11月」の情報ですので、今後、さらに部品が欠品や製造廃止になることも大いにあり得ます(ここ太字なのは切実)ので、ご注意いただければと思います。
まずは下準備から。
ワイパーにガタがあると…
ワイパーのガタを直すために、リンケージと言われる部品を交換します。
ワイパーリンケージにガタがあると、
〇ワイパーの停止位置が一定でなくなる
〇ワイパー作動時に、窓のフチにワイパーが当たる
〇ワイパーゴムが劣化すると、ワイパーのビビりが酷くなる
などが、わたしが確認できた不具合です。この部品を交換すれば解消…なのですが、新品は製造廃止、中古部品を何とか入手したのですがそれも結構サビてる。。。
まずは、この部分を何とかしてゆきましょう。
錆を何とかする
錆に関しては、磨いて落としてしまえばよいのですが懸念点は2つ。
錆を落とすことによって純正の塗装(処理)も落ちてしまうので対策が必要
連結部分に悪影響が無いように作業しないといけない
まずは#150の紙やすりで錆を除去。見た目に反して錆を除去すれば内部は影響なさそうですが、それにしても手間がかかるのと、周囲が汚れる。。。
磨くことによって表面の錆が落ち、写真のような鈍い艶が出るようにはなりますが、当然このままではすぐに錆びてしまいます。
この部品にはもともと亜鉛メッキがされていたようです。また、その場所と使い方から、つねに雨水が関わってくる部分だということも想像できます。
このままクルマに戻したのでは、あっという間に錆びてしまいます。
今回はこの塗料を塗りました。タッチアップペイントと似たような作りです。
今回、塗りにしたのは、スプレーだとリンケージの関節部分に塗装がついてしまい、動作の妨げになる懸念があった為です。
ただ、この方法が最適かと言われると何とも言えずです。ワイパーリンケージは取り付けの際にあちこちに擦るので、塗装はその際剥がれてしまうこともあります。
なので「わたしはこの方法でやりましたが、お勧めはしないなぁ」という感じです。
もともとのリンケージを抽出する
さて、次はクルマから交換対象の部品を外します。
ワイパーアームを外し、アッパーカウルを外します。アッパーカウルはかなり多数のタッピングビスで止まっていました。
ボンネットの下から上から、アクセスしながら外します。アッパーカウルを車から抜く際は、ボディに傷をつけないように。
あーだこーだで格闘して、やっとアッパーカウルが外れました(固定方法や形状は車種によって異なります)。
AE92は、窓ガラスとボンネットにあたる部分にゴム(ウエザーストリップ)がついてますが、当然両面テープが劣化しているので剝がれやすくなっています。両面テープを用意して作業した方が良いと思います。
+山が舐めてたり、ねじ隠しのふたが少なからず欠品してるので、ウチに来る前にもしかしたら一度(数度)外した事があるかも知れません。
コレは、作業中に邪魔にならない所に置いておきます。(かさばるうえにうっかり踏んで壊したら後悔すること請け合いなので)
難しくはないけど、手間な作業ではあります。
リンケージにアクセス
ここまで来たら、いよいよリンケージにアクセスしてボディから外します。
常に雨水が当たる場所だけあって、錆が凄くボルトも怪しい状態でした。潤滑剤を掛けて、舐めない様に、折らない様に細心の注意を払いながら、外してゆきます。ここ以外に
ワイパーモーターの連結部分を外します。その為にはワイパーモーターを外さないといけません。
ワイパーモーターは重いので、取り扱いには注意が必要です。
AE92レビンの場合、モーターとリンケージの結合は、赤丸部分に隠れているところの嵌め込みを解除して外します。
一見、黄色部分のナットを緩めると外れそうですが、ここの部分はナットを外しても緩みませんでした。わたしはその事に気付かず随分と無駄な格闘をしました。
車種・メーカーで違いがありそうなので参考程度に…
ここまで来て、やっとボディからリンケージが外れます。
外したリンケージは、明らかに程度が悪い外観で、錆も酷いものでした。このリンケージは処分でもイイのですが、この部品が入手できず苦労した経緯から、「保管しておけば何か…」と思っているのもまた、事実だったりします。
今回は取り外しまでですが、錆落としなどでそこそこ時間がかかったのと、先ほどのワイパーモーターとリンケージの切り離しに迷ったこと、そしてこの後の作業で迷ったことで1日で終わらなくなってしまいました。
まあ、慌てて失敗するよりはずっといいのですが…少なくとも直るまで、レビンには乗る事が出来ません。
次回は、ガタ部分の観察からになります。引き続きよろしくお願いいたします。
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