AE92レビンのウォッシャータンクを何とかする(2)
オーナー様へのご注意!
ここで紹介する作業は、わたしの個体に対して行った作業ですので、皆様との個体との違いがあるかもしれません。また、今回は純正品番と異なる部品の装着となっています。
本ブログは下記の作業を推奨するものではありません。作業に伴う不具合、もしくは車種製品を問わず、本ブログを見ての作業による不具合の責任を負うことはできませんので、上記、ご承知いただければと思います。以下、読み進めていただく場合はご了解いただけたものとします。
また、ご自身で作業される際は、どうぞ安全にはご留意ください。
非常に説教じみていて恐縮なのですが、ブログを見ている皆様が安全に趣味を楽しんで頂ける為に、どうぞよろしくお願いいたします。
ご了解いただけない方は→こちら(トップページに戻ります)
※また、この記事は「2023年9月」の情報ですので、今後、部品が欠品や製造廃止になることも大いにあり得ます(ここ太字なのは切実)ので、ご注意いただければと思います。
果たして装着できるのか?
どうも品番が異なるらしい、ウォッシャータンク。
前回、AE92レビンのウォッシャータンクを何とかしたい!という話をしました。
新品で部品を取り(2023年9月現在、まだあった)取り外すまでの話です。
話の中でも触れていますが、本来の純正部品でないものを取ってしまったらしい。。。
しかし、それもAE9#系のウォッシャータンク。取り付けは可能っぽいので、今回はそれが無事に着くのかを検証も兼ねて見てゆきたいと思います。
仮合わせしてみる
前回首尾よく外れたウォッシャータンク。この状態で新しいものを仮併せしてみます。配線や、ホースなどを外して着かないとなると、面倒困りますから。。。
コレで安心して旧タンクを外すことができます。
今回購入したタンクを見てみる
さて、今回購入したタンクを改めて見てみます。
左右で比べるとこんな感じ。左側の写真・側面に、モーターが入ります。
角度を変えて。底面にある丸いもの(右側の写真)はパッキンで、この部分にモーターが着きます。
モーターはコレ(外したところ)。ウォッシャー液が出ないと車検に通らないので、コレも重要保安部品という事になります?モーターは、再利用します。
タンクにもろもろ移植する
さて、モーターを移植します。
ちょっと順番が逆になりましたが、モーターからハーネスとホースを外します。コレで、完全にタンクはクルマと切り離せるのですが…このタイプのハーネスってどうして硬いんでしょうね。
外すときも、取り付けるときも、ちょっと強めに「パチン」というまで押し込んでやります。実は、ここで少々硬くて、「うそ部品の違う弊害?」と思いましたが、…問題ありませんでした。
取り付ける
さあ、元に戻します。
取り付け自体は割とすんなりゆきました。正規の位置に落ち着けるのに若干慎重になりました。
さっき抜いたウォッシャー液を口まで戻します。そうすると少し余りました。余った量は、取り外しの時にこの容器に入らなかった分と合わせて400mlぐらい。これが品番違いのタンクの「違い」、という事です。
コレで作業は完了です。
なぜ品番が2つあるのか?
ここからは、推測を交えて考えてゆきますが(ですので以下は裏を取った情報ではありません)
90系カローラ(レビン)のウォッシャータンクは
リアにワイパーが装着されているグレード
一部仕向け地が異なるモデル
で、タンクを変えているのかなと思います。
ウチのレビンは、リアワイパーが装備されているので、標準車よりウォッシャー液を消費しやすい。
また、かつて存在した「鹿児島仕様」(桜島の降灰に考慮されたもの)などは、タンクを大きくしたのかなとも思えます。もしかすると寒冷地仕様や、雪国仕様もそうかもしれないですね。
これは、ユーザーが半年にいっぺん「6か月点検」に入庫することを想定して、それまでにタンクが空になるようだといけない…という配慮なのでしょうか。ああ気になる。
もしかしたら、トヨタの中に「ウォッシャー液の標準使用量」みたいな指針があって、それでタンクの容量を決定してるのかな…などと考えたら、それはとても楽しいなと思いました。
以上、今回の件に関する妄想でした。
トヨタって凄い
最後に小ネタですが、
この写真右側、突起の先がコーティングされている部分がありますが、ここは取り付け時にクルマのボディと干渉するところです。ココに丁寧なコーティングがされているあたり、さすがトヨタ、芸が細かいなと感じました。
比較写真
こうやって比較すると、形状の違いと左側のタンクが涙ぐましい工夫で容量を稼いでいるのが分かるかと思います(なお、右の写真はボルト締め前です)。どっちの形状がお好みでしょうか?
また、ここにいらして頂いたAE9#系にお乗りの皆さん、タンクの形状はどちらでしょうか?
今回の話題はここまでです。次回、また新しい話題を取り上げますね。
このシリーズを最初から
-
前の記事
AE92レビンのウォッシャータンクを何とかする(1) 2023.09.23
-
次の記事
トヨタ産業技術記念館を訪ねる(序章) 2023.10.09
コメントを書く