2025年もよろしくお願いします

日常、平日はほぼクルマに乗る事が（仕事で）できないので、クルマでアチコチ徘徊しています。

幸い、一部のクルマを除いて(←コレだからもう)不調はない様子なので、近く遠く問わず、ちょっとクルマに乗りたい。クルマの中で時間を過ごしたい。

こういった欲求は叶える事が出来て、とても嬉しく感じています。そういう意味ではお店やネット販売が止まっている時期も、悪くないかなと。

180SXは、いたって快調です。

普段は、買い物の足になったりガンガン普段使いなのですが、たまにこうやってクルマの魅力を感じたいがために、引っ張り出すことをします。

こんなルックスのクルマがお手ごろな価格で購入できて、しかも自分好みに手を加える事も容易だった1990年代～2000年代は、わたしにとっても今なお居心地のいい時間であると感じます。

年が明けてすぐに、洗車したてのAE92レビンを連れて、某クルマの集まるPAに行きました。

大黒様詣で、というやつです。

ココはいつ行っても賑わっていて、様々なクルマ好きなヒト達のエネルギーを感じる事が出来る。

いわばパワースポットのような場所です。やはり新年には相応しいのではないでしょうか（ものすごく強引な意見）。

少し前までは、この場所に来る目的が「凄いクルマがいないかな」だったのですが、最近はもっぱら雰囲気を味わいに来ています。

なので、色々なクルマ好きなヒト達が色々とワイワイしているのを見ているだけで、充分楽しい。

わたしはそういう輪に積極的に入ってゆく方ではないのですが、そういう空気を感じるのに、この場所に行くのはとても気持ちがイイものです。

このクルマ(2台目のAE90系レビン)がウチに来た頃、まだこのクルマは世の中に沢山いました。

故に、特段に珍しがられることもなかったのですが、最近はこの場所に停めておくと足を止めて見てゆかれる方も少なからず…といった感じです。

あれから、随分時間が経ちました。でも、あの時感じた気持ちはわたしの中にしっかりと生きていて、今年もまた「この居心地のいい時間を、少しでも長く続けてゆけるように」と感じるのです。　

普段できない事の筆頭でもある、「翌日の事を考えないでひたすら距離を乗る」というのもこの時期だから出来る事です。

年末にウォッシャー液が出なくなり、しかし翌日にはしれッと直ったり、オーディオの調子が今一つなカプチーノを遠乗りに連れ出しました。

駄々っ子だけど憎めない奴。このクルマもウチに来て20年になります。

元日の夜、距離を乗る事だけを目的にクルマを出します。カプチーノのタイトな運転席でスキな音楽を聴きながら過ごす時間、コレもまた珠玉の時間だと思っています。

わたしにとっての珠玉の時間。それは特に凄いモノでもないし、誇れるものでもないし、生産性もない。

でも、その時間が堪らなくスキなんです。

2022年、2023年、そして2024年とあまりに色々な事があり過ぎて、そしてわたしもちょっと色々な事に夢中になり過ぎた事もあり、カプチーノの走行距離も伸びなくなりがちでした。

長かった23万キロ台を抜けて、この日24万キロ台に突入しました。

この夜は、500キロほど走りました。やっぱりイイクルマだナ、カプチーノ。

特別なチューンも、外装の仕上げもしていないウチのクルマ達。外観はなかなかくたびれていますが、それでもわたしにとっては特別なクルマ達です。

部品が出ない、高い、壊れる、外装は傷む、内装部品は見つからない。そんなこんなで理想には程遠いこのクルマ達。

今日まで一緒に過ごしてこれたこと、そしてこの先も一緒に過ごしてゆきたいなと、あらためて思うのです。

わたしの人生、仕事が主な訳じゃない。でも、仕事を通して得られる経験も、身に着いたスキルも生きてくるものになる。

そして、スキなものを追いかけるという気持ちも、まだまだ持っていたいなと感じています。

いつか終わりが来ることはわかってますが、その時は少なくとも今じゃない。今であってほしくない。

だから、周囲の環境に振り回されず(周囲と上手くやる事は大事だし仕事をきっちりやる事も大事)、わたしという人間が行こうとする先は、

少なくともわたし自身が見失う事がないようにしないといけないと思っています。