10月13日は「#OpenCAFEで会いましょう」(6)
あたらしい可能性
2024年10月13日に開催された、「OpenCAFE」についてご紹介しています。
今回も、当日の様子の続きになります。今回でこのシリーズは完結です!
前回まで
前回までの様子はコチラから
90年代車×最新の技術
皆様ご存じの通り、カプチーノというクルマは1991(平成3)年に世に出て、1998(平成10)年までつくられていました。プロトタイプに遡ると昭和末期の開発になります。
従来、このクルマを維持するのは「当時の技術」がベースになっている部分が多かったのも事実。
しかし、今回見掛けたカスタムの中には、しっかり最新のものが取り込まれているものもありました。
インターフェースの高度化
…などと、小難しい表現をしましたが、カプチーノというクルマ、メーターはご存じアナログ。
OBD2が搭載される前の世代なので、カプラーから情報を拾う事は基本、苦手です。(そもそも、各種の数値を拾うセンサーが今のクルマのようには搭載されていない)
その為、オーナーさんの多くは、各種センサーを追加しながら追加メーターをピラーやステアリングコラム・ダッシュやグローブボックス・DINパネルなどにビルドする方法を採っていると思います。
今回会場で見掛けたクルマ達の中で、コレは凄いというものは…
高機能なデジパネ
フルデジタルのパネルを純正メーター位置にインストール。
速度や回転だけでなく、様々な情報を表示できるようになっています。
このメーター、本当にインストールがキレイで、もし2024年の現在にカプチーノが企画されたとすれば、こういったメーターが採用される可能性は十二分にあると思います。
そしてもう一つ。純正メータも「壊れる」という事があります。よく聞く症状としては、メーター指針がでたらめになる、トリップメーターが戻らなくなるなど。
修理も可能には可能ですが、それに伴うコストは当然嵩みますし、やがて修理も困難になってゆく。
少し前までは中古パーツが廉価に購入できましたが、中古パーツ自体が高騰し、更に程度の問題もはらんでいます。
なんともう一台!!
純正でフルオリジナルを保つ一方で、機能をアップデートさせてゆくのもまたアプローチとしては正解なのかなと思います。
クルマの付き合い方は人それぞれ。こういった機能を積極的に取り込んでゆくやり方、わたしもとても魅力を感じます。
カプチーノというクルマ自体が「進化」してゆく感じ、凄いなと思います。
会場での説明では、「恐らく世界でもこのメーターを搭載しているカプチーノは2台しかいない」と言われていましたが…
2台いるじゃないですか!
カプチーノが世に出た1991年頃では、到底夢物語であったことが現実になっている。
技術の進化もさりながら、オーナーさんの愛情を感じる瞬間でもあります。
懐の広いイベント
以前にも書いたことがありますが、このイベントは「懐が広い」なと思います。
様々な志向を持ったオーナーさん達が、異なるジャンルのものを見る事が出来る。今まで知らなかったことや見た事が無かったものに触れる事が出来る。
それは、このクルマを維持してゆこうとした時に、プラスに働くものだと思っています。
わたしは足として、カプチーノを普段使いして、保管も露天で「普通のクルマ」として扱っています。
距離も伸びるし、部品も普通に劣化します。
わたしはそんな中で、「出来る事は出来るだけ自分でやって、その情報を共有したい」と思っています。
情報がある事で、維持が楽になるかもしれない。
それは、しっかり仕上げたいと思う気持ちもありますが、わたしとしては「いつまでもこのクルマと過ごす」ことが一番の目的であるので、維持する為の情報はあればあった方がいい。
そしてその情報で、もしかしたら困りごとが解決するかもしれないし、わたしも皆さんとつながっている事で点であった情報が線になってゆくかもしれない。
そんなことを考えていました。
来年も、参加したい
会場内で組んでたフォーメーションが徐々に崩れてゆきながら、カプチーノで構成された車列が一般道に放たれてゆきます。
イベントが終わってゆくという感情とともに、幸せな時間なんだなという気持が湧き上がってくる一瞬でもあります。
今年でこのクルマに乗って20年。色々な事がありました。楽な事ばかりではなかったけど。
時に、維持するのが限界だと思われることもありましたが、それでもない知恵を絞って、なんとかするんだと思いながら。
そういう気持ちが湧き出てくるのは、こういうステキなイベントに参加して、つねに刺激を得ているからだな、とも思います。
わたしのカプチーノは何か特徴がある訳でもないけど。わたしには唯一のクルマであります。
無事帰宅して。
豊橋を出て、ゆっくりしたペースで地元を目指します。
連休の中間、道路は混んでいますがそれはそれ、一般道の抜け道を駆使しながら帰路を目指します。
今年も色々と手が掛かった、そして現在進行形で手の掛かるカプチーノですが、気持ちを新たにやってゆこうと思いました。
このステキな時間を、まだしばらくは満喫したいと思います。
長くなりましたが、お付き合いいただいてありがとうございました。
次回からは話題が変わります。お楽しみに!
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