シフトノブあれやこれや(2)
海外購入品のシフトノブを取り付ける
前回ご紹介した「海外購入品」のシフトノブのお話を続けてゆきます。
今回は実際に取り付けた時の見た目や簡単な印象も…
取り付けたクルマはいつものAE92レビンです。
取り付けたシフトノブはコチラ
普通に購入もできます(コレは一例です)
取付イメージ
コレもおさらいになりますが、昭和後期~平成初期のトヨタのMTといえば、このデザインが多用されていました。
合成皮革(今のものと違い本当にカチカチ)のシフトノブ。当時はこぞって本革に交換(のちに金属や樹脂素材なども流行りましたが)したものです。
この雰囲気は再現できるのかな…
やってみましょう。
クルマにつけてみる
海外製だからという訳ではないですが、まずは適合をしっかり確認します。
現在AE92レビンに装着しているのは「純正シフトノブ」。
ただし、コレは純正といっても「スズキ純正」のシフトノブです。確かアルトの純正OPだったと思います。
本革で、価格は5,000円しない程度と記憶しています。
コレですね
ご承知の方も多いと思いますが、シフトノブのねじは径とピッチがあるので、例えばいにしえの日産純正シフトノブ(10φ)はそのままではいにしえのトヨタ車(12φ)には装着できない、等、ご存じの方も多いと思います。
もっとも、最近は昔ほどメーカー系列が厳密ではなくなり(例えばAISIN製ミッションを日産が採用したり)、OEMも増えているので決め打ちは出来ないと思いますが…
前置きが長くなりました。
イモネジで固定してある、接着剤等が使用されているなどなければ、基本的にシフトノブはネジ込んであるだけです。
ウチのレビンは最初からねじ込んであるだけなので、もう幾度もシフトノブ交換をしていますが、今回も同様にくるくると外します。
こういった感じになります。
さて購入したものは…
とりあえず、乗せてみました。
ネジピッチも問題なさそうです。ただ、コレがイメージ通りにカッコ良くなる(カッコ良く見える)かはまた別問題。
とりあえず、装着可能な事が判明した時点で、このシフトノブを固定してゆきます。
固定方法は簡単、くるくるとねじ込むだけです。
装着するとこんな感じ
くるくるくるくる…
装着するとこんな感じで、「ザ・純正」な見た目は表現できているかな、という感じです。
個人的に気になる点は、長さはどうかという所。
ねじ込む時に、ある程度は力で入ってゆくのですが、やり過ぎると壊れるし、中途半端だと危険だし。それに、出来ればシフトノブは奥までしっかり収まってくれて方がイイですよね。
横から見るとこんな感じで、少しシャフトは出てしまいます。もともと(スズキ純正)の時よりもシャフトの出ている量が多めなのは気になります。
実際はどうかといえば…
シフトノブのハカマというか下の部分が短めで、スズキ純正のに比べるとそれで隠れていない部分はあります。
気になるほどではないですが、シフトの全長も少し長くなりました。
「ショートな見た目がイイ」って人にはちょっと野暮ったさを感じるかもしれないですが、どうでしょうか。
個人的にはコレもありかなと思いますが…
並べて比較してみましょう。
見た目でいえば、格好イイのはスズキ純正かもしれないですね…
使用感を探る
それでは、使用感についても触れてゆきますね。
気持ちシフトが長くなった分、操作は若干軽く感じます。
この程度の長さ変化であれば、例えば信号待ちでシフトに手を添えていても位置が高いとか、そういった印象はあまりなく。
割と自然にご機嫌に操作できるというのが「街乗り」での印象です。
見た目は好みもありますが、どうでしょうかスズキ純正も侮れないな…といった感じです。
(某「トヨタ系スポーツブランドのノブ」は9,000円近くするので、それなりにスポーティーな外観で5,000円弱は充分アリなのでは?と思います)
ただ、わたしが購入した純正(互換品)のノブは1,290円(送料は別のと併せて無料でした)なので、純正チックな外観を試してみたいヒトにはオススメは出来ます。何より安いですし。
「合成皮革ってどうなの??」って部分ですが、今回の素材はPUレザーと呼ばれるもの。
触り心地はしっとりしていて、手馴染みはよいと思います。昔の(それこそ30年前の純正部品のような)カチカチの合成皮革と比べると、わたしはよいなと感じています。
ただ、調べたところPU合成皮革の弱点は「寿命」だそうで…今回、検証してみます。
実はまだ続きます
たかだか1,290円のシフトノブ…ですが、やはり車を触るのは楽しいものです。
今回、さらに悪ノリしておりますので、この話には続きがあるんです。
という訳で次回に続きます。次回もよろしくお願いします。
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