愛車紹介(1) カプチーノ
この記事は、現在のわたしの愛車について触れています。文中の年数は2022年現在です。
平成5年式 スズキ カプチーノ(E-EA11R)
最初に知ったのは、東京モーターショー。
平成元年のモーターショーに参考出品されていた一台のクルマ。それが、当時まだプロトタイプの「スズキ カプチーノ」でした。
小さいながら、軽量ボディ・FR・何より愛らしい見た目に興味が湧きました。オープンであることや運転して楽しいだろうな、ということには思い至らず、すごいなこのクルマ。と感じていました。
しかし、将来自分が所有することになるとは思ってもいませんでした。平成元年当時はまだ高校生。当然免許も持っていませんでした。
二十歳になる頃、憧れていたのは。
のちに免許を取って、まだ自分の車を所有する前、憧れていたのはトヨタスポーツ800でした。クルマのことなど何もわからない頃。愛らしい見た目で俄然気に入り、頑張ればなんとかなる…かな?という金額で売りに出ていましたが、当然というか周囲の意見は厳しいものでした。
癇癪を起こすに決まっている。維持なんて難しい。買ったはいいけど、20年前のクルマだぞ。…正直今なら、私もそう思います。
自分でも気づかなかったけど。
先日自分の写真を整理していたら、イベントで富士スピードウェイに行った時の写真が出てきました。自分でもすっかり忘れていたのですが、当時、赤いカプチーノのオーナーさんと写真を撮っていたのです。
思えば、カプチーノという車は、いつも心のどこかにあって、いつも興味を惹かれるクルマでした。それが、サイズからくるものなのか、見た目からくるものなのか、モーターショーでのインパクトからくるものなのかはわからないのですが。
平成16年(2004年)の秋。
当時、サーキット走行を趣味にしていましたが、ちょっといろいろあり、メインのクルマとは別に、ミニサーキットで楽しめるクルマを買おうと考えていました。
候補に挙げていたのはスバルヴィヴィオ※。NAのMTで、近所の足にしながら、サーキットにも通えるクルマを…と思っていました。が、ちょうど同じタイミングで、私の仕事環境に大きな変化がありました。
※ わたしの営業車でもあったのですが(バンMT)、これが良く走る。パワー感はそんなになかったのですが、軽くて素直なハンドリングと安定性は素晴らしいと思っていました。絶対的なタイムを狙わないのであれば、ミニサーキットでは本当に楽しいクルマだったのではないかと思います。
サーキット?無理無理!
当時営業職でしたが、大きな顧客を開拓し、平日は仕事漬けの毎日になってしまいました。当然、サーキット計画は頓挫。「駐車スペースや諸々の準備もしたのにな…」日々、仕事に忙殺されながら、「だったら、サーキットは無理でも足になるクルマを買ってしまおう」という無謀な考えが沸き上がりました。
当時はまだ中古車は雑誌で探す時代。中古車雑誌を眺めていると、今まで何度も気にしていたあのクルマを見つけました。そりゃ、ヴィヴィオよりは値が張るけど、どうにもならないわけではない。
サーキットの夢が潰えたわたしは、ほぼ勢いとノリで中古車屋さんに行きました。お目当てのクルマは売れていましたが、現在の愛車となる今のクルマを見つけることとなりました。
平成16年12月4日。翌5日に正式に契約。初見の時は入庫時の整備も終わっておらず、洗車もされていない状態でした。
買っちゃったよ。維持できるかな?
平成16年12月18日。電車とバスを使い、一時間半かけて中古車屋さんに行き、カプチーノを引き取ってきました。引き取ったときはうれしかった半面、11年落ちの軽自動車など維持できるのかな?という複雑な気持ちでした。しかも、わたしとしては相当バチあたりと思える2台体制です。
一生乗るとは言わないけれど。
気づいたらカプチーノが手元に来て、18年という月日が経過しています。当初は、足に買ったのだから。無理だったら手放そう。色々と言っていましたが、気づけば完璧には程遠いながら、メンテナンスしながらここまで繋いできました。
小さいながらきびきび走る、わたしの相棒です。
SpecSheet
車名:スズキ 型式:E-EA11R 原動機:F6A(T) 排気量:0.65リットル
長さ:329センチ 幅:139センチ 高さ:118センチ 重量:700キロ
前前重量:370キロ 後後重量:330キロ(管理者注:重量配分 53:47 メーカー公称重量配分51:49 乗車時)
所有期間:2004(平成16)年~
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