Nostalgic2Days 2025(2)
- 2025.03.08
- 場所紹介

毎年2月頃開催される、ノスタルジック2デイズ(以下NOS2Days)。今年も見学してまいりました。
今年も、色々な方とお話が出来てとても有意義な一日を過ごしました。
前回のブログ↓
ブースさん訪問記(続き)
今回も、主にわたしがお話を聞かせて頂いたブースさんを紹介させていただきます。
※本記事を含む本シリーズの記事では、「企業の取り組み」の紹介をしています。これは「管理者の個人的な興味」にて掲載を行っています(「広告」ではありません)。
また該当企業様を紹介する事に関しては、承諾を頂いておりますことを申し添えておきます。
過去に見学したNOS2Daysの記事
ここ数年、わたしも毎回見学に訪問しています。各記事は、↓から。
2023年に見学に訪れた時のお話
2024年に見学に訪れた時のお話
今回も、「ちょっと古いクルマの維持」に話を寄せて、色々とブースでお話を聞かせて頂いた企業さんを紹介いたします。
神奈川トヨタ様ブース
今回は、神奈川トヨタ様(トヨタモビリティ神奈川様)のブースを紹介します。
神奈川トヨタ様のブースといえば、100ばんクラウン。今回もその姿を見てきました。



100ばんクラウンのレストアは、2年前の(2023年)NOS2デイズで知り、その際に復刻.jp様とお話もさせて頂きました。
わたしが「ディーラー様でもレストアやちょっと古いクルマを維持することを後押しする」という流れを認識し、そういった取り組みを知ってもらおうと思うきっかけになったブースでもあります。
100ばんクラウンは初代のオーナー様からディーラー様が託されたクルマ。

今回の展示物
昨年はクラウン推しでした。
今年は…わたしが会場を訪れたのは2月23日。22日の様子は事前にSNSなどで知っていました。

このクルマについて触れてゆきましょう。
新世代の救急車「ハイメディック」
今回の展示物は、「トヨタ救急車」です。「全体像」を取り忘れるという失態を犯してしまったので、パーツごとの写真が中心となる事、ご容赦ください。。。

このあたり、「ハイエース?」と感じるディテールですが、「ハイエースとトヨタ救急車は別物」というのが、トヨタの見解のようです。
確かにベースはハイエースですが、車種としてはれっきとした独立車種。
ハイエースは(当時)トヨペット系の取扱でありましたが、トヨタ救急車は「神奈川トヨタ」様の専売車種だったそうな。
そして、ベースになったのは「ハイエースワゴン」とのこと。
従来の救急車は、商用車ベースの物も多かったようなのですが、この「トヨタ救急車」は、ある仕組みが変わって新たな需要が出た事で整備されたモデルという事。
その目的のために、「ワゴンベース」となっています。
なのでコクピットも豪華です。


ハイエースワゴンの室内も今までじっくり見た事が無かったのですが、このデジパネは高級車のそれ。
ベースがしっかりワゴンという事を主張しています。
ところでなぜ「ワゴン」がベースになっているのでしょうか。
「乗り心地を考慮してなんですよ」…いったい?
「従来は、患者さんを運ぶことが目的だったんだけど、法律が変わって『患者さんに医療行為を行いながら』搬送する事が出来るようになったから」
乗り心地が重視され、さらに
「話題になっているセルシオV8搭載も、そういった目的があっての事」とのことです。
平成3年に「救急救命士法」が施工され、誕生したのが「トヨタ・ハイメディック」です。

高規格救急車と救急救命士法

高規格救急車として国内最初のクルマとなったモデル。
エンジンは前述の通りセルシオV84リッターが搭載され、稼働時の振動などは抑えられているそう。
高級車のエンジンなので当然と言えば当然ですが、コレは医療従事者さんにも、患者さんにも優しいエンジンであったと思います。
ヒトにやさしい技術。
わたしも体調を崩して救急車で搬送されたことがありますが、体調が悪い時の振動などはやはり厳しく感じるのを認識しています。
運ぶだけではなく、そういった部分のケアも行き届いた車両。
今の救急車の多くはそうなっていると思いますが、コレが普及し始めたのが平成1桁という事を考えると、この30年でこういう部分は確実に進化しているということになります。


架装をしているのはトヨタテクノクラフト様(TTC)。
クルマ好きな方には「TRD」ブランドが印象に残ると思います。コンフォートGT-Zとか、カローラアクシオGTとか。。。レーシングシーンも印象的です。
架装の分野でも、救急車や特殊車両を数多く手がけています。
時代の生き証人
全体写真を撮っていない()けど、こんな写真を撮ってきました。
第2世代の通信サービス「cdmaOne」。
今は停波していますが、1998年~2002年頃までの通信インフラを支えていました。
コレを見ると、当時の通信インフラは今のものではない。まだ整備途上であったことが思い出されます。
この救急車が駆け抜けた時代。


2000年代前半といえば、、まだ一般のブラウザには接続できず、各社独自のサービスを介していたと記憶しています。
今の様な通信インフラが、少なくともまだ充実していなかった時代。
この25年ほどの技術進化も改めて感じます。
しかし二つ折り端末、懐かしいなぁ…
次回に続きます
引き続き、わたしがこのイベントを訪問している目的の大きな一つ
「ちょっと古いクルマの維持に役立つ情報」の収集なので、次回以降も「ちょっと古いクルマを維持する為のお役立ち情報」に話を寄せて、進めてゆきたいと思います。お楽しみに!
神奈川トヨタ様(トヨタモビリティ神奈川様) 今回もありがとうございました!!
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